前のページ 次のページ 目次

5. IBM RGB 5xx RAMDAC のクロック値を参照するには

IBM RGB5xx RAMDAC を搭載しているカードは、テキストモードのクロックの情報を除 いて探査することが出来ないクロックシンセサイザーにいくつか異なる周波数を与 えて動作します(標準でないテキストモードを使っている場合に間違った仮定をす るかもしれません)。次に入力周波数を探す手順を示します。:

先ず次を実行してください。

    X -probeonly >& outfile 

そしてクロックチップの探査結果の outfile に次のようになっている事を確認 してください。:

(--) S3: Using IBM RGB52x programmable clock (MCLK 66.000 MHz)
(--) S3: with refclock 16.000 MHz (probed 15.952 & 16.041)
                       ^^^^^^      ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

使用する周波数と括弧の中の二つの探査した周波数は 25MHz と 28MHz のテキスト モードのクロックを基準とした "良い予想の" 値でしょう。普通の 80x25 または 80x28 のテキストモードで実行した場合のみ、この探査は動作可能です!。

参照周波数の値は大体次のようになります:

        STB Velocity 64         24 Mhz
        Genoa VideoBlitz II AV  50 MHz
        Hercules S3 964         50 MHz
        Hercules S3 968         16 MHz
        #9 Motion 771           16 MHz

これらの値はカードの水晶発振子と多分 Genoa カードに搭載されている(14.3 MHz の)追加クロックチップ等の様な他の機能に依存します。

16MHz のカードが 50MHz を実際に使う事になるのは、全てのピクセルクロック はカードの周波数の三倍になるからで 25MHz の 640x480 モードでは 75MHz のピ クセルクロックになりますので十分注意してください。

正しい参照周波数が見つかったら、設定ファイル(の device 節に)に入れましょ う。例えば次のように入れてください。

        s3RefClk  16
      
または
        s3RefClk  50
      

この値について、他のテキストモードを使っていて探査に失敗しているときは、こ の限りではありません!。


前のページ 次のページ 目次