SESSREG
Section: User Commands (1)
Updated: Release 6.3
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xjman/web INDEX
名前
sessreg - 非 init クライアントに対する utmp/wtmp エントリの管理
書式
sessreg
[-w wtmp-file]
[-u utmp-file]
[-l line-name]
[-h host-name]
[-s slot-number]
[-x Xservers-file]
[-t ttys-file]
[-a]
[-d]
user-name
説明
sessreg は xdm セッションに対する utmp/wtmp エントリを管理する
簡単なプログラムである。
System V は BSD よりも良い /etc/utmp へのインタフェースを持っている。
つまり、/etc/ttys における位置で示される固定位置に書き込むのではなく、ファイル中で動的にエントリを割り当てる。
BSD 形式の utmp ファイルを管理するために、sessreg は2つの方法を
使う。xdm を使う場合には、-x オプションを指定すると /etc/ttys の行数が
数えられ、ディスプレイを指定する Xservers ファイル中の行数がこれに加え
られる。ディスプレイ名は -l オプションを使って「行の名前」として指定し
なければならない。この和は、このエントリが書き込まれる /etc/utmp に
おける「スロット番号」として用いられる。より一般的な場合には、-s オプ
ションでスロット番号を直接指定する。普通でない何らかの理由により、シス
テムが init を管理するために /etc/ttys 以外のファイルを使っている場合、
-t オプションを使うと sessreg に別の場所を調べて端末セッションを
数えるよう指示することができる。
一方、System V の管理者はこれらのオプション(-x, -s, -t)を使う必要は全
く無い。プログラムを説明しやすくするため、sessreg は System V に
おいてもBSD 特有のオプションを受け付けるが、これは単に無視される。
BSD も System V が持たないホスト名フィールドを utmp ファイルに持ってい
る。このオプションは System V 版の sessreg では無視される。
使用方法
Xstartup においては、次のような呼び出しをする:
sessreg -a -l $DISPLAY -x /usr/X11R6/lib/xdm/Xservers $USER
Xreset においては、次のような呼び出しをする:
sessreg -d -l $DISPLAY -x /usr/X11R6/lib/xdm/Xservers $USER
オプション
- -w wtmp-file
-
BSD の場合の /usr/adm/wtmp や System V の場合の /etc/wtmp ではなく、別
の wtmp ファイルを指定する。特別な名前 "none" を指定すると、
/usr/adm/wtmp へのレコード書き込みが無効になる。
- -u utmp-file
-
"/etc/utmp" ではなく、別の utmp ファイルを指定する。特別な名前 "none"
を指定すると、/etc/utmp へのレコード書き込みが無効になる。
- -l line-name
-
エントリの "行" の名前を記述する。端末セッションに対しては、これは端
末のデバイスファイル名の最後のパス名要素である(例えば tty0)。X のセッ
ションに対しては、おそらくユーザセッションに与えられたローカルディスプ
レイ名となる(例えば :0)。"none" が指定された場合、端末名は ttyname(3)
の結果から最後の要素を取り出したものとなる。
- -h host-name
-
これは BSD のホストに対してセットされ、セッションがリモートホストから
起動されたことを示す。普通に xdm を使っている場合には、このオプション
は使われない。
- -s slot-number
-
BSD システムにおいては、発生する可能性があるセッションは一意に決まるス
ロット番号を持っている。そのほとんどは /etc/ttys ファイルの
line-name の位置で識別される。
このオプションは ttyslot(3) で決まるデフォルトの位置を上書きする。
xmd を使っているときにはこのオプションは適切ではなく、-x オプションの
方が便利である。
- -x Xservers-file
-
X セッションはディスプレイごとに1つであり、各ディスプレイはこのファイ
ルに入っている。このオプションはこれを利用して、ttys-file の行数
と、このファイルで line-name が見つかったインデックスを加えた結
果を slot-number にセットする。
- -t ttys-file
-
このオプションは、ホスト上の端末セッションの数を-x オプションが
数えるために使う別のファイルを指定する。
- -a
-
このセッションを utmp/wtmp に追加する。
- -d
-
このセッションを utmp/wtmp から削除する。-a/-d のどちらかを指定しなけ
ればならない。
関連項目
xdm(1)
著者
Keith Packard, MIT X Consortium
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- 書式
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- 説明
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- 使用方法
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- オプション
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- 関連項目
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- 著者
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Time: 15:56:44 GMT, February 12, 2001