XrmInitialize

Section: XLIB FUNCTIONS (3X11)
Updated: Release 6.3
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名前

XrmInitialize, XrmParseCommand, XrmValue, XrmOptionKind, XrmOptionDescRec - リソースマネージャの初期化、リソースマネージャ構造体、コマンド行の展開  

書式

void XrmInitialize();

void XrmParseCommand(database, table, table_count, name, argc_in_out, argv_in_out)

      XrmDatabase *database;

      XrmOptionDescList table;

      int table_count;

      char *name;

      int *argc_in_out;

      char **argv_in_out;  

引き数

argc_in_out
引き数の数を指定する。また、残っている引き数の数が返される。
argv_in_out
コマンド行の引き数を指定する。 また、残っている引き数が返される。
database
リソースデータベースを指定する。
name
アプリケーション名を指定する。
table
展開されるコマンド行の引き数のテーブルを指定する。
table_count
テーブルが持つエントリーの数を指定する。
 

説明

関数 XrmInitialize はリソースマネージャを初期化する。 他の Xrm 関数を用いる前には、必ずこの関数を呼び出さなくてはならない。

関数 XrmParseCommand は、指定されたオプションテーブルに従って(argv, argc) の組を展開し、認 識したオプションを ``String'' 型で指定されたデータベースにロードし、 (argc, argv) の組から認識したオプションを全て取り除く。 引き数 databaseが NULL ならば、新しいデータベースが作成され、それを指す ポインタが返される。 そうでない場合には、エントリーが指定されたデータベースに追加される。 データベースを生成する場合には現在のロケールを使う。

指定されたテーブルはコマンド行の展開に使われる。 テーブル中で認識されたオプションは argv から取り除かれ、argv 中に現わ れた順でエントリーが指定されたリソースデータベースに追加される。 オプションの種類が XrmoptionNoArg ならば、テーブルのエントリはオプション文字列、オプション名、オプション の形式、与える値の情報を持つ。 オプション名は argv が持つ引き数とバイトごとの比較を行う。 これはいずれのロケールからも独立である。 テーブルで与えられるリソース値は、変更されずにリソースデータベースに格 納される。 全てのリソースデータベースのエントリーは、表現型 ``String'' を用いて 生成される。 引き数 argc は、argv が持つ引き数の数を指定する。関数が返ってきた際には、 展開されずに残った引き数の数が設定されている。 引き数 name はデータベースのエントリーを構築する際に用いられるアプリケー ションの名前を設定しなければならない。 引き数 name は、データベースのエントリーの格納の前に、オプション表で resourceName の先頭に付けられる。 途中にピリオドを含む場合であっても、引き数 name は単独のコンポーネントと して扱われる。 区切り(結合)文字が含まれていなければ、 テーブルはピリオド(.)かアスタリスク(*)を各 resourceName エントリーの先 頭の文字として含んでいなければならない。 より細かく限定したリソース名を指定するため、resourceName エントリーに 複数のコンポーネントを含めてもよい。 引き数 name と resourceName のエンコーディングがホストポータブル文字エ ンコーディングでない場合の実行結果は実装依存である。  

構造体

XrmValue, XrmOptionKind, XrmOptionDescRec 構造体の内容を示す。


typedef struct {
     unsigned int size;
     XPointer addr;
} XrmValue, *XrmValuePtr;



typedef enum {
     XrmoptionNoArg,     /* 値は XrmOptionDescRec.value で指定 */
     XrmoptionIsArg,     /* 値はオプション文字列そのもの */
     XrmoptionStickyArg, /* Value is characters immediately following option */
     XrmoptionStickyArg, /* 値はオプション直後の文字 */
     XrmoptionSepArg,    /* 値は argv 中の次の引き数 */
     XrmoptionResArg,    /* argv 中の次の引き数のリソースと値 */
     XrmoptionSkipArg,   /* このオプションと argv 中の次の引き数を無視 */
     XrmoptionSkipLine,  /* このオプションと残りの argv を無視 */
     XrmoptionSkipNArgs  /* このオプションと argv 中の次の引き数
                   XrmOptionDescRec.value を無視 */
} XrmOptionKind;



typedef struct {
     char *option;       /* argv 中のオプション指定文字列 */
     char *specifier;    /* 結合文字とリソース名(アプリケーション名は含まない) */
     XrmOptionKind argKind;/* オプションの形式 */
     XPointer value;     /* XrmoptionNoArg あるいは XrmoptionSkipNArgs */
} XrmOptionDescRec, *XrmOptionDescList;


 

関連項目

XrmGetResource(3X11), XrmMergeDatabases(3X11), XrmPutResource(3X11), XrmUniqueQuark(3X11)
Xlib - C Language X Interface


 

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Time: 15:56:17 GMT, February 12, 2001