Display *XtOpenDisplay(app_context, display_string, application_name, application_class,
options, num_options, argc, argv)
XtAppContext app_context;
String display_string;
String application_name;
String application_class;
XrmOptionDescRec *options;
Cardinal num_options;
int *argc;
String *argv;
void XtCloseDisplay(display)
Display *display;
XrmDatabase XtDatabase(display)
Display *display;
XrmDatabase XtScreenDatabase(screen)
Screen* screen;
XtOpenDisplay 関数は指定されたディスプレイ名を使用して XOpenDisplay を呼ぶ。 display_string が NULL の場合、 XtOpenDisplay は argv に指定された -display オプションの現在の値を使用する。ただしこ の argv にディスプレイが指定されていない場合は、ユーザのデフォルトのデ ィスプレイ(UNIX ベースのシステムにおける環境変数 DISPLAY の値)を使用する。
これが成功した場合、 XtOpenDisplay 関数は XtDisplayInitialize を呼び、オープンしたディスプレイとアプリケーション名として argv に指定 された -name オプションの値を渡す。 ただしこの -name オプションが指定されていない場合は、 XtOpenDisplay に渡されたアプリケーション名を使用する。 さらにこのアプリケーション名が NULL の場合は、argv[0] の最後の構成要素 を使用する。 XtOpenDisplay は正常に終了すれば新しくオープンしたディスプレイを返し、逆に失敗すれば NULL を返す。
アプリケーションプログラマに便宜をはかるために XtOpenDisplay は提供されている。
XtCloseDisplay 関数はクローズが安全に行えるようになりしだい、指定されたディスプレイを クローズする。 もしイベント配送 (例えばコールバック手続き) 中に呼び出された場 合、配送が完了するまで XtCloseDisplay はディスプレイをクローズしない。 ディスプレイをクローズした後もアプリケーションを実行し続ける場合のみ、 XtCloseDisplay を呼ぶことができることに注意すること。そうでなければ XtDestroyApplicationContext を呼ぶか、ただ終了すればよい。
XtDatabase 関数は指定したディスプレイに関して、 XtDisplayInitialize によって生成された、完全にマージされたリソースデータベースを返す。 このディスプレイが XtDisplayInitialize によって初期化されていない場合、その返り値は未定義である。
XtScreenDatabase 関数は指定されたスクリーンに対応する、完全にマージされたリソースデータ ベースを返す。 XtDisplayInitialize によって初期化された Display に screen が所属していない場合、その返り値は未定義である。