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5. 構築

DG 標準の X11R5 (mwm) 上で xterm を開き、以下のコマンドを実行します (/bin/sh = Bourne シェル):

  cd xc
  make World > Build-dg.log 

これにより、画面上の全てのエラーメッセージを保存することができます。 -znodefs に関するメッセージは気にしなくても構いません。

注意: 古いコマンドである

  make World BOOTSTRAPCFLAGS="-DDGUX" > Build-dg.log
は現在は必要ありません。というのも、(XFree86-3.3.3.1 以降では)imake が DGUX OS を自動的に検出し、設定を全て行うからです。しかし、このコマンド も使えます。

別の xterm 上で 'cd xc', 'tail -f Build-dg.log' を実行し、構築の進行状 況を見張ります。

X11R6.3 ベースである XFree86 バージョン 3.3.5 を構築した後にインストー ルを行うには、usr_X11R6.3 といったファイルシステムがあり、 /usr/X11R6 にマウントされていなければなりません。ブロックサイズは 350000 です。(DGUX.cf を編集して ProjectRoot の値を site.def のデフォルト値である /usr/X11R6 以外に変えた場合には、そこで 設定した ProjectRoot を指定してください。) 次に以下のコマンドを実行します:

  make install
  make install.man (オンラインマニュアルをインストールします)
このインストールでは XF86Config が /usr/X11R6.3/lib/X11/ にインストール されないので、startx を実行しても新しい X11 は起動しないでしょう。 この ftp サイトにある README-X3331.DGUX (バイナリのディレクトリにあり ます)を読んで、X11R6.3 全体のインストール手順を調べてください。 簡単に済ませるなら以下の手順を行ってください: (DG/ux のマウスデバイスは "/dev/mouse" とします) cd /usr/X11R6.3/bin ln -s XF86_VGA16 X 次にパス /usr/X11R6.3/bin を .profile に設定し、XF86Setup を実行します。 マウスデバイスを設定し、それから他の調整を全て行います。 (本当は README-DGUX.INSTALL ファイルを読む必要があります。このファイル の最後を見てください。)

XFree86-3.3.5 付属の contib ソフトウェアを構築するには、 X335contrib.tgz を入手し、以下のコマンドを実行します:

  gzip -d < X335contrib.tgz | tar xvf -

(3.3.3 のソースがある場合には、X333contrib.tgz を展開し、DGUX 用のパッ チを以下のようにして当てます):

  gzip -d < X335contrib-DGUX.diff.gz  | patch -p0 -E ). 
注意してください: お使いのシステムで imake が正しく動作するためには、構築した X11R6.3 が 既にインストール・動作していなければなりません。この X ウィンドウシステ ムをインストールする方法は後述します。その後に以下のコマンドを実行して ください:

  cd contrib
  xmkmf -a
  make
  make install 
  make install.man (オンラインマニュアルのインストール)


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