注意: XFree86 を作成しようとする前に特定の OS 固有の README ファ イルを参照して下さい。これらのファイルには個々の OS の環境の下でうまく XFree86 を作成するのに必要な追加情報が含まれています。
GCC-2 を使って XFree86 を作成する事を強くお勧めします。バージョン 2.6.0 又は 2.4.x 等 2.4.5 以前の物はバグのため作成や実行が失敗するので 使用しないで下さい。 GCC の -m486 オプションを 使えば、486 で約 5% 性能を向上させることができるでしょう。より大きな バイナリは別として、386 でも性能は悪くはなりません。( gcc-2 は prep.ai.mit.edu と他の GNU ソースを置いているサイトにあります。)
R6.1pl1-3.2.diff.gz
, cfont32.tgz
contrib-3.2.diff.gz
(いくつかの X コンソーシア
ムの ``寄贈'' 配付物への追加パッチ)
xc/test 16MB
xc/doc/hardcopy 11MB
xc/doc/specs 27MB
フォントを作成する必要がない時は、xc/fonts
を削除する
ことで 30MB 節約できます。PEX 又は XIE を作成したくない時は、
それらを削除することで、それぞれ次のディスク容量を削減出来ます。:
xc/programs/Xserver/XIE 3MB
xc/programs/Xserver/PEX5 2MB
xc/programs/Xserver/hw/
の下の XFree86 以外のディレクトリを削除
すれば、もう数 MB 開放出来ます。
contrib-3.2.diff.gz
のパッチファイルは
X コンソーシアム
の R6.1 寄贈配付物のごく一部へのパッチを提供します。
このパッチファイルを適用すると、次の X コンソーシ
アムの寄贈版の最新版のファイ
ル/ディレクトリが必要になります。:
contrib/Imakefile
contrib/programs/Imakefile
contrib/programs/ico
contrib/programs/listres
contrib/programs/showfont
contrib/programs/viewres
contrib/programs/xbiff
contrib/programs/xcalc
contrib/programs/xditview
contrib/programs/xedit
contrib/programs/xev
contrib/programs/xeyes
contrib/programs/xfontsel
contrib/programs/xgc
contrib/programs/xload
contrib/programs/xman
contrib/programs/xmessage
xc
ディレクトリに移動して次のコマンドを実行して下さい。:
gzip -d < R6.1pl1-3.2.diff.gz | patch -p -E
gzip -d < cfont32.tgz | tar vxf -
変更していないソースからインストールする場合は、問題は何もないでしょ
う。パッチの後にパッチが却下された結果( rejection )とパッチの分析結
果(resolve )を調べましょう。いくつかのファイル (例えば
xf86site.def
や site.def
)
を変更した場合は、それらのファイル名を変えて、パッチする前の
提供した状態に戻しましょう。 元のバックアップを持っていない場合は、
個々のファイルは
ftp://ftp.x.org/pub/R6.1/xc から容易に手に入れられるでしょう。
もし以前に使用していたソースにパッチを当てる場合は、差分ファイルを適
用する前に xc
ディレクトリから ``make clean
'' を忘れずに実
行してください。
寄贈部分にパッチするならば、 contrib
ディレクトリへ移動して、
次の操作を実行しましょう:
gzip -d < contrib-3.2.diff.gz | patch -p -E
config/cf/xf86site.def
を通読してください。 自分の構成に
合わせて様々なパラメータを設定しましょう。 初めての作成の場合は、
BuildFontsを
YES に設定しましょう。
サーバーだけを作成するために切り詰めたソースツリーを使うときは
BuildServersOnly を YES に設定し、XnestServer を
NO に設定しましょう。
作成したいサーバーを指定するには、次の定義を設定しましょう:
Colour SVGA server (XF86_SVGA): XF86SVGAServer
16 colour (S)VGA server (XF86_VGA16): XF86VGA16Server
ET4000/W32 accelerated server (XF86_W32): XF86W32Server
Monochrome server (XF86_Mono): XF86MonoServer
S3 accelerated server (XF86_S3): XF86S3Server
S3 ViRGE accelerated server (XF86_S3V): XF86S3VServer
8514/A accelerated server (XF86_8514): XF86I8514Server
Mach8 accelerated server (XF86_Mach8): XF86Mach8Server
Mach32 accelerated server (XF86_Mach32): XF86Mach32Server
Mach64 accelerated server (XF86_Mach64): XF86Mach64Server
P9000 accelerated server (XF86_P9000): XF86P9000Server
AGX accelerated server (XF86_AGX): XF86AGXServer
I128 server (XF86_I128): XF86I128Server
双頭の Mono+VGA2 サーバーを作成するには, XF86MonoDualServer を
YESにしましょう。
双頭の Mono+VGA16 サーバーを作成するには,
XF86VGA16DualServer を YESにしましょう。
X
にリンクを張りたいサーバーを ServerToInstall に設定して下
さい。これが指定されないと上記、サーバーの一覧の最初の物が初期値に
なって作成されます。
サーバーに含めたいドライバーも xf86site.def
の中で選択し
ます。SVGA サーバー対応のドライバーは XF86SvgaDrivers パラメタで
指定します。これはドライバディレクトリの一覧表形式で、小文字で書きま
す。パラメタの指定順序で起動時に探査を行います。全ての提供されてるド
ライバは初期値で設定されます。あとに続く、パラメタが指定するドライバ
も同様です:
XF86Vga16Drivers XF86_VGA16
XF86Vga2Drivers XF86_Mono (vga2 drivers)
XF86MonoDrivers XF86_Mono, XF86_VGA16 (other mono drivers)
SVGA, VGA16 と VGA2 画面はそれぞれ、汎用(``generic'')ドライバーに含ま
れ、これらはどんな VGA カードでも探査に成功するので、常に一覧の最後に
置くようにします。
xf86site.def
ファイルを確認して 適切に Linuxdoc のオプションを編
集してください。
xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc
にある環境に関連した OS
固有の README
ファイルを良く読むことが大切です。
これまでも、これらの OS 固有の詳細マニュアルの手入れをしてきました。
xc
ディレクトリへ移動して、そして OS 固有の README ファイルに記
述してあるように設定した BOOTSTRAPCFLAGS を付けて
``make World
'' を実行して下さい。構築する間に発生するかもしれな
い問題を追いかけることが出来るように、この処理の標準出力と標準エラー
出力をリダイレクトして World.Log
に取っておくことをお勧めしま
す。切り詰めたソース配布物のどれかを使う場合には、通常最上位の
Makefile を使用しないで ``make -f Makefile.ini World
'' を実行し
てください。
World.Log
を確認してください。 全ソース配布物を使用するときは、
xc
ディレクトリから組み込みを行います。 ServersOnly 配布物を使
用するときは、 xc/programs/Xserver
ディレクトリから組み込み
を行います。 組み込むには、 ``make install
'' と ``make install.man
''を実行しましょう。 インストール出来るだけの十分な空き
ディスク容量が、 /usr/X11R6
にあることを確認しましょう。
/usr
以外の場所に組み込みたい場合は、組み込む前に /usr/
X11R6
にシンボリックリンクを張りましょう。
( /usr/X11R6/lib/Server
にある)バイナリリンクキットを組み込
む時は、(全ソース配布物又は ServersOnly 配布物を使用する場合)次を
xc
ディレクトリから実行しましょう。:
make install.linkkit
contrib
ディレクトリへ移動して、``xmkmf -a; make
''を実行し
て下さい。 これがうまくいったら、 ``make install
'' と ``make install.man
'' を実行してこれを組み込んでください。