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7. microSPARC と PowerPC 上での構築

XFree86 3.3 は LynxOS microSPARC 上と LynxOS PPC 上でもコンパイルでき ます。microSPARC の場合は、X サーバは CG3 と CG6 カラーフレームバッファ をサポートし、PPC の場合は現時点では X サーバは利用できません。(2.5.0 以前のバージョンで)構築を始める前には、PATH 環境変数に入っているディレ クトリのいずれかに、CYGNUS gcc から cc という名前へのシンボリッ クリンクを作らなければなりません。

7.1 microSPARC 用のコンソールドライバのパッチ

microSPARC 上で構築を行う前には、xc/programs/Xserver/hw/sunLynx/patch.Console として用意されているコンソールドライバ用のパッチをインストールしなけれ ばなりません(2.5.0 以前のリビジョンの LynxOS の場合は xc/programs/Xserver/hw/sunLynx/patch.Console-2.4.0 を使ってく ださい)。このパッチは LynxOS オリジナルのドライバのちょっとしたバグを 修正し、キーボードの種類の検出とキークリックの制御の機能を追加します。 オリジナルのドライバのバックアップを生成し、パッチをインストールするに は、以下のコマンドを実行します:

 # cd /
 # tar cf /sys/drivers/console.tar /sys/drivers/console
 # patch -p -E < xc/programs/Xserver/hw/sunLynx/patch.Console
 # cd /sys/drivers/console
 # make install
 # cd /sys/lynx.os
 # make install
 # reboot -a

パッチをインストールしないことを選んだ場合には、 xc/config/cf/lynx.cf を編集し、SparcConsoleDefines の定義を

       #define SparcConsoleDefines    -DPATCHED_CONSOLE
  
から
       #define SparcConsoleDefines    /* -DPATCHED_CONSOLE */
  
に変更しなければなりません。

7.2 microSPARC サーバの既知のバグ

microSPARC 上で X サーバを初めて起動する際には、ポインタがマウスの動き にいくらか遅れて追従する(特にマウスをとても速く動かしている場合)ことに 注意してください。特定のウィンドウマネージャ(mwm 等)を使っている場合に は、ウィンドウの移動が正しく動作しない点にも注意してください。このよう な現象は、次にサーバを起動した時には起こらないはずです。

lynx.cf で有効にすれば白黒カード用のサーバが正しくコンパイル されますが、テストは全く行われていません(報告はお待ちしています)。

$XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/LynxOS.sgml,v 3.14.2.11 1999/12/11 19:00:43 hohndel Exp $





$XConsortium: LynxOS.sgml /main/10 1996/10/28 05:13:07 kaleb $


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