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1. リリース 3.3.6 に関する最初の注意

このファイルを読む前に、バイナリ配布物に付属している LATEST.OS2 を全て 確認してください。問題があったと騒ぐ前には、以下の XFree86/OS2 の WWW ページもチェックしてください:

このバージョンのコードは XFree86/OS2 3.3.6 と呼ばれます。これは 3.3.5 以前のバージョンのバグ修正リリースであり、AGP ボードを含むいくつ かの新しいカードに対するハードウェアサポートがさらに追加されたものです。 XFree86-3.3.6 は以前のバージョンに対してリリースされたセキュリティ関連 の修正も全て含んでいます。詳しくは RELNOTES ドキュメントを参照してください。

XFree86/OS2-3.3.6 は全ての機能を持ち、制限も無く、古くなっていないバー ジョンで、ソースコードも全て入手可能です。ベータ版とは異なり、このコー ドはエンドユーザが使う分には十分安定していると考えています。バグがたく さん修正されているので、今まで XFree86/OS2 3.3.x を使っていて、それが お使いのハードウェア上でうまく動いていたとしても、このバージョンに移行 することをお勧めします。 3.3.6 がリリースがリリースされたことにより、3.3 系の古いバージョンは引っ 込められ、アーカイブはこのバージョンに更新されるでしょう。このドキュメ ント中にはまだ 3.3 や 3.3.x についての言及があるかもしれませんが、特に 注意書きが無ければ、これらは 3.3.6 にも当てはまります。

前のバージョンは多くの機器構成でテストされており、いくつかバグは残って いますが、ほぼ問題無く動作することがわかっています。

X11R6.3 の「core」配布という点では、このリリースは(例外が少しあります が)ほぼ完全です。「contrib」配布の一部は移植版ソフトウェアのページ http://ais.gmd.de/~veit/os2/xf86ported.html から入手することができます。

過去のベータテストで、ソフトウェアそのものは比較的安定で、ハードウェア を壊すことはないことが分かっています。ただし、これはユーザが組み込みの 制限値を越えようとしたり、ビデオハードウェアの仕様外の操作ができる特定 の設定パラメータを変更したりしない場合の話です。

しかし、

このソフトウェアをインストールする前には、重要なデータをバックアップす ることをお勧めしますが、これは何をインストールする前にでも一般的に言え る注意のはずです。X サーバがクラッシュすること自体がデータを壊したり内 容を変えたりしたという報告はありませんが、まれにシステムが不安定な状態 になることがありえます(ビデオ表示モードが壊れたり、システムが反応しな くなったり、マウスやキーボードの動作に反応しなくなる)。このような場合 にシステムをハードリセットしたり電源を切ると、オペレーティングシステム のファイルのキャッシュが正しくディスクに書き戻されずに、データが無くなっ てしまうことがあります。


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