3.2A ベータ版以降の XFree86 のリリースは、 X コンソーシアム X11R6.3 (X コンソーシアムからの最新版) を基にしています。 (訳注: 現時点での最新版は X11R6.4 です。)
R6.3 は R6.1 の更新版であり、ソースとプロトコルの両方のレベルで R6.1 および R6 と互換性があるように開発されています。 バイナリは上位互換です。 X11R6.3 では以下のような拡張が X サーバに取り込まれました: SECURITY, XC-APPGROUP, XpExtension (表示機能の拡張)、そして更新・ 標準化されたバージョンの LBX などです。 また X11R6.3 には、新しい標準である RX (X Remote Execution MIME type) と プロキシ管理プロトコルが含まれています。 さらに X11R6.3 は gzip 圧縮したフォントをサポートします。
R6.1 は R6 の更新版であり、ソースとプロトコルの両方のレベルで R6 と互換性があるように開発されています。 バイナリは上位互換です。 X11R6.1 では以下の拡張が X サーバに取り込まれました: DOUBLE-BUFFER, XKEYBOARD, RECORD
R6.2 はどうしたのかって? X11R6.2 は X11R6.3 のサブセットに 与えられた名称で、R6.1 にユーザ定義文字のサポートと縦書き機能 を追加して Xlib に実装し、さらにプリント機能拡張を加えたものです。