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4. サポートしている RAMDAC チップの一覧

この一覧に載っていない RAMDAC を持っている場合は、XF86_S3 を使用する際 に RAMDAC の周波数を上げ過ぎないように特に注意してください。まず最初に XFree86 チームに連絡を取り、XF86_S3 を実行してもボードが壊れないことを 確認するとよいでしょう。

以下のリスト中では、同じグループに入っている RAMDAC はサーバから見る限 り互いに互換のものとして扱われます。例えば、RAMDAC "bt9485" を実際に指定するとサーバは "bt485" と報告しますし、 RAMDAC "ics5300" を指定すると "s3_gendac" と報告しま す。

ATT20C409                               ==> RAMDAC "att20c409"

ATT20C490                               ==> RAMDAC "att20c490"
ATT20C491                               ==> RAMDAC "att20c491"
CH8391                                  ==> RAMDAC "ch8391"

ATT20C498                               ==> RAMDAC "att20c498"
ATT21C498                               ==> RAMDAC "att21c498"

ATT22C498                               ==> RAMDAC "att22c498"

ATT20C505                               ==> RAMDAC "att20c505"

BT485                                   ==> RAMDAC "bt485"
BT9485                                  ==> RAMDAC "bt9485"

IBMRGB514                               ==> RAMDAC "ibm_rgb514"
IBMRGB525                               ==> RAMDAC "ibm_rgb525"

IBMRGB524                               ==> RAMDAC "ibm_rgb524"
IBMRGB526                               ==> RAMDAC "ibm_rgb526"

IBMRGB528                               ==> RAMDAC "ibm_rgb528"

S3_GENDAC                               ==> RAMDAC "s3gendac"
ICS5300                                 ==> RAMDAC "ics5300"

S3_SDAC                                 ==> RAMDAC "s3_sdac"
ICS5342                                 ==> RAMDAC "ics5342"

S3_TRIO32                               ==> RAMDAC "s3_trio32"

S3_TRIO64                               ==> RAMDAC "s3_trio64"
S3_TRIO64                               ==> RAMDAC "s3_trio"

SC11482                                 ==> RAMDAC "sc11482"
SC11483                                 ==> RAMDAC "sc11483"
SC11484                                 ==> RAMDAC "sc11484"

SC11485                                 ==> RAMDAC "sc11485"
SC11487                                 ==> RAMDAC "sc11487"
SC11489                                 ==> RAMDAC "sc11489"

SC15025                                 ==> RAMDAC "sc15025"

STG1700                                 ==> RAMDAC "stg1700"

STG1703                                 ==> RAMDAC "stg1703"

TI3020                                  ==> RAMDAC "ti3020"

TI3025                                  ==> RAMDAC "ti3025"

TI3026                                  ==> RAMDAC "ti3026"

上記以外のもの全て                      ==> RAMDAC "normal"

危ないと感じるならば、コンピュータの蓋を開けて RAMDAC を覗いてみましょ う。RAMDAC は普通ビデオボード上で大きいチップのどれかです(2 番目か 3 番目に大きいチップで、「EPROM ではない」ものです)。通常、そこには次の ように書かれています。

  <会社のロゴ>

      <会社の識別子><部品番号>-<動作周波数>
      <製造週><製造年>  
      <ロット番号><その他の意味不明な数字>

例えば:

          @@
          @@ AT&T

        ATT20C490-11
         9339S ES
          9869874

これは動作周波数 110 MHz の AT&T 20C490 です。この場合には、 XF86Config ファイル に `DacSpeed 110' と記入することになりま す。RAMDAC によっては、モードごとに周波数の上限が異なる点に注意しましょ う。製造会社がチップに付ける刻印は間違いなく高い方の上限値なので、十分 注意してください。DacSpeed さえ正しく指定すれば、S3 サーバはほとんどの RAMDAC の上限値の扱い方がわかります。

チップに -80 または -8 というラベルが付いていたら、Device セ クションに `DacSpeed 80' と指定しなければなりません。

S3 86C716-ME SDAC  ==>  DacSpeed 110
SC15025-8          ==>  DacSpeed  80
ATT20C490-80       ==>  DacSpeed  80

IBM 8190429        ==>  DacSpeed 170
IBM 03H5428        ==>  DacSpeed 170
IBM 03H6447        ==>  DacSpeed 170
IBM 03H6448        ==>  DacSpeed 220
IBM 03H5319        ==>  DacSpeed 220
IBM 63G9902        ==>  DacSpeed 250

IBM 37RGB514CF17   ==>  DacSpeed 170
IBM 37RGB524CF22   ==>  DacSpeed 220
              ^^


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