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13. 質疑応答

Q. ここにある例題は標準的な画面サイズではありませんが、使ってもよいで すか?

A. 勿論です。なにがなんでも 640x480, 800x600 とか 1024x768 を使わなけ ればならない理由はありません。XFree86 ドライバはハードウェアを自由に設 定できるようになっています。一般に正しい設定は 2 、3 分でできるように なります。正しい設定を当てるのに重要な物は高い再描画速度と妥当な表示領 域です。高解像度だけを追求して涙目を誘うちらつきに代償を払うことのない ようにしてください。

Q. 65Mhz のドットクロックと 55Khz の HSF で得られる解像度はこれだけ ですか?

A. 絶対そんなことはありません! 一般的な手順に従って作業を行い、本当に 好みの設定にたどり着くため、少しの試行の繰り返しをお勧めします。 実験 はとっても楽しいものです。 ほとんどの設定はビデオ表示が乱れてちゃんと 設定できないかもしれませんが、マルチシンクモニタを (帯域幅よりもはる かに高い周波数のクロックを出力させようとしない限りは --- モニタの説 明書に書かれている最大解像度に近い値を守っている場合は) 痛めることはあ りません。固定周波数のモニタには注意してください。周波数調整は固定周 波数のモニタを痛めるかもしれません。

Q. 二つの標準的な解像度を記載してますね。 Xconfig の中では色々標準的な 解像度がありますが、時間調節の数値を調整する場合のポイントを教えてくだ さい。

A. 勿論教えましょう! 現在の Xconfig にある "標準的な" 640x480 を例題 に取り上げます。この場合、動作周波数が 25MHz 、フレーム長が 800 と 525 の時に約 59.5Hz の画面再描画速度が使えます。 悪く無いでしょ? しかし 一般的に多くの SVGA ボードの動作周波数は 28MHz を使えます。28MHz で 640x480 を使う場合、以前に説明した手順に従えば、フレーム長は 812 と 505 に設定できます。ここで再描画速度は 68MHz まで引き上げられ、標準 値よりかなり向上しました。

Q. 今までの議論をまとめてもらえますか?

A. 要約して言えば :

  1. 任意の固定の動作周波数では、最高の解像度に高めれば再描画速度を下げ なければならず、したがってちらつきが増えるでしょう。
  2. 高解像度を希望しモニタがそれをサポートするときは、それに合うドッ トクロック、つまり DCF を供給する SVGA カードを手に入れて下さい。 ドットクロックは高いに越したことはありません。


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