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1. サポートしているチップセット

SVGA サーバに含まれる "ark" ドライバは ARK Logic グラフィックスチップ セット用のものです。このドライバは以下のチップセットをサポートしていま す:

ARK1000PV (ark1000pv)

32 ビット DRAM インタフェースを持つチップセットで、高速な DRAM タイミ ングをサポートし、VESA と PCI バスに対応しています。このチップセットに は、グラフィックスアクセラレーション用の「コプロセッサ」があります。サ ポートできる解像度やリフレッシュレートの最大値は、カードが使用している RAMDAC に依存します。80 や 110 MHz までのドットクロック値では 256 色が 使えるはずです。16bpp や 24bpp (packed 形式)もサポートされています。

ARK1000VL (ark1000vl)

古いチップであり、VLB 版しかありませんが、ほぼ ARK1000PV と互換です。 テストは行っていません。アクセラレーションやリニアアドレッシングを無効 にしなければならないかもしれません。

ARK2000PV (ark2000pv)

ARK1000PV の 64 ビット版です。DRAM を 1MB 積んだ ARK2000PV は、 ARK1000PV チップを積んだ同型のカードとほぼ同じものになります。64 ビッ ト操作を行うためにはメモリが 2MB 必要です。繰り返しになりますが、カー ドに載っている RAMDAC が、サポートされるドットクロックの最大値を決めま す。8bpp では 16 ビット RAMDAC パス上での多重化がまだサポートされてい ないので、使えるドットクロック値は 110MHz となります。16bpp と 32bpp や実験的な packed 形式の 24bpp もサポートされていますが、使えるかどう かは RAMDAC に依存します。

ARK2000MT (ark2000mt)

これは新しいチップであり、AR2000PV と互換です。

ARK2000MI は、まだサポートされていません。

チップセットを自動的には検出されないことがあります。この場合には、 XF86Config ファイルの Device セクションで Chipset "ark1000pv" のような行を指定します。全てのオプション も、このセクションで指定しなければなりません。


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