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2. サポートしているチップ

ct65520

(最大メモリ: 1M バイト,最大ドットクロック: 5V 時 68MHz )

ct65525

このチップは基本的に 65530 として認識します。 探査時に、 65530 と同じ ID を返します。 詳細は ct65530 を見てください。

ct65530

このチップは 65520 そっくりです。 しかし、 5V と 3.3V の混合動作モードと ビデオメモリのリニアアドレッシングを追加しています。 (最大メモリ: 1M バイト,最大ドットクロック: 3.3V 時 56MHz, 5V 時 68MHz )

ct65535

このチップは ct655xx 系列で プログラマブルクロックを完全にサポートした 最初のチップです。 その他の特性は 65530 と同じです。

ct65540

ct655xx 系列で Hi-Color と True-Color をサポートした 最初のチップです。 完全にプログラム可能なドットクロックと 全ての種類のフラットパネルをサポートしています。 (最大メモリ: 1M バイト,最大ドットクロック: 3.3V 時 56MHz, 5V 時 68MHz )

ct65545

このチップは 65540 そっくりです。 ハードウェアカーソル、ポップアップメニューの高速化、 BitBLT 機能と PCI バスをサポートしています。 PCI 版は BitBLT とハードウェアカーソルのためのレジスタをすべて 基底アドレスから始まる 2M バイトの空間に割り付け出来ます。 (最大メモリ: 1M バイト,最大ドットクロック: 3.3V 時 56MHz, 5V 時 68MHz )

ct65546

このチップは東芝の為に特別に製造されました。 そしてそのために資料が広く公開されていません。 実際には単に 80MHz の最大ドットクロックを使えるようにした 65545 である と考えられています。 (最大メモリ: 1M バイト?,最大ドットクロック: 80MHz? )

ct65548

このチップは 65545 に似ています。 しかし、XRAM と 65546 の高いドットクロックをサポートしています。 (最大メモリ: 1M バイト,最大ドットクロック: 80MHz )

ct65550

これ以前の ct655xx 系列のチップとは全く異なる 新しいアーキテクチャの最初のチップです。 このチップには、例えば 改良された BitBLT 機能 (24bpp に色を拡張、最大ピッチを拡大等々)、 マルチメディア機構 (例えばビデオキャプチャ、ズームビデオポート等々)、 24bpp 非圧縮天然色 (つまり 32bpp モード) などを含む、多くの新しい機能が盛り込まれています。 また、全てのバス構成においてメモリマップ入出力も可能です。 (最大メモリ: 2M バイト,最大ドットクロック: 3.3V 時 80MHz, 5V 時 l00MHz )

(注:PCI バス接続でない ct65550 を持つシステムのうち、すくなくとも ひとつの機種 (Libretto50) では、 BIOS の CMOS 設定がデフォルトの 場合、 SuperProbe コマンドにチップの種類を正しく検出させるために "-no_bios" オプションが必要です。 XF86_SVGA サーバーは同じ状況でもオプション無しで正しくチップを 検出可能です。)

ct65554

このチップは 65550 に似ていますが 32 ビットバスではなく 64 ビットメモリバスです。 またこのチップではメモリクロックとピクセルクロックの上限が より高くなりました。 (最大メモリ: 4M バイト, 最大ドットクロック: 3.3V 時 100MHz)

ct65555

65554 に似ていますが、メモリクロックとピクセルクロックの上限が さらに高くなっています。 また DSTN 画面の性能を向上させる新しい DSTN ディザリング機能を 塔載しています。 (最大メモリ: 4M バイト, 最大ドットクロック: 3.3V 時 110MHz)

ct68554

65555 に似ていますが "PanelLink" ドライバも組み込まれています。 このシリアルリンクはビデオプロセッサから最大 100m 離れた位置に ある LCD 画面を動作させることができます。 LCD のデスクトップ機にこのチップが搭載されることを期待しましょう。 (最大メモリ: 4M バイト, 最大ドットクロック: 3.3V 時 110MHz)

ct69000

65555 に似ていますが、チップ上に 2M バイトの SGRAM が 組み込まれています。 このチップは BitBlt レジスターだけでなく、 すべてのレジスターに MMIO 経由でアクセスできる 最初の Chips and Technologies 社製チップです。 (最大メモリ: 2M バイトのみ, 最大ドットクロック: 3.3V 時 220MHz)

ct64200

WinGine としても知られているこのチップは、 デスクトップシステム用のビデオカードとして使用されています。 このチップは追加機能を提供するために、 外部 DAC およびプログラマブルクロックチップを しばしば使用します。 これらは全て現在サポートされておらず、 従って多くのカードでは限定的なサポートになります。 またこのカードに対するリニアアドレッシングは サポートされていません。 (最大メモリ: 2M バイト,最大ドットクロック: 80MHz)

ct64300

このチップは WinGine チップのより進化したもので、 仕様的には 6554x 系列のチップと良く似ていますが、 レジスタレベルでは多くの点で独自構成になっています。 このドライバーで得られる高速化のレベルは 65545 程度です。 (最大メモリ: 2M バイト,最大ドットクロック: 80MHz)


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