XFree86 3.1.1 リンクキットの Readme
XFree86 プロジェクト社
1995 年 1 月 7 日
- XFree86 3.1.1 リンクキットの Readme
- gcc-2 を使用しないシステムで、gcc-2 で作成されたバイナリ配付物を使用
する場合は libgcc.a を組み込む必要があります
- XFree86 3.1.1 の構成定義ファイルと /usr/X11R6 の下に組み込まれたライ
ブラリとヘッダファイルを確認して下さい。幾つかの OS ではライブラリと
ヘッダファイルは `lib' と `inc' パッケージに含まれているでしょう。他
の OS では
`prog'
または `dev'
パッケージに含まれています。 古いバー
ジョンとは互換性はありません。
- どのサーバーを組み込みたいかと、どのドライバと機能拡張を含ませたいか
を定義するために site.def ファイルを編集して下さい。
- 初期値が正しくない場合に、使用するコンパイラーに合わせて HasGcc
と HasGcc2 を設定して下さい。
- リンクキットが gcc-2.x で作成されていて、それと異なるコンパイラー
を使用する場合、libgcc.a と NeedLibGcc を YES に設定する必要があ
ります。
- 256 色サーバーを作成するには: XF86SVGAServer を YES にします。
- 16 色サーバーを作成するには: XF86VGA16Server を YES にします。
- 白黒サーバーを作成するには: XF86MonoServer を YES にします。
- S3 サーバーを作成するには: XF86S3Server を YES にします。
- Mach8 サーバーを作成するには: XF86Mach8Server を YES にします。
- Mach32 サーバーを作成するには: XF86Mach32Server を YES にします。
- Mach64 サーバーを作成するには: XF86Mach64Server を YES にします。
- P9000 サーバーを作成するには: XF86P9000Server を YES にします。
- AGX サーバーを作成するには: XF86AGXServer を YES にします。
- ET4000/W32 サーバーを作成するには: XF86W32Server を YES にします。
- IBM 8514/A サーバーを作成するには: XF86I8514Server を YES にしま
す。
- Xnest サーバーを作成するには: XnestServer を YES にします。
- XF86SvgaDrivers を SVGA サーバーに含めたいドライバの一覧に設定し
て下さい。
- XF86Vga16Drivers を 16 色 サーバーに含めたいドライバの一覧に設定
して下さい。
- XF86Vga2Drivers を白黒 vga サーバーに含めたいドライバの一覧に設定
して下さい。
- XF86MonoDrivers を白黒又は VGA16 サーバー(双頭のサーバーを作成す
るとき)を含めたい非 VGA ドライバの一覧に設定して下さい。
- 注意: ドライバの順番はドライバの検出の順番を決定します。`汎用'
(`generic') ドライバは常に検出に成功するので Mono と VGA16
と SVGA サーバーに含ませるドライバの最後に指定して下さい。
- PEX 機能拡張を組み込むには: BuildPexExt を YES にします。
- X イメージ機能拡張を組み込むには: BuildXIE を YES にします。
- 低帯域 X 機能拡張を組み込むには: BuildLBX を YES にします。
- スクリーンセーバー機能拡張を組み込むには: BuildScreenSaverExt を
YES にします。
- 1つ以上の X サーバーを作成する場合は、ServerToInstall 行のコメン
トをはずして標準サーバー(つまり、``X''にシンボリックリンクを張る
サーバー)としたい X サーバーの名称を設定して下さい。
- 標準配付物に含まれないドライバを組み込む場合は、drivers/vga256 (白黒
サーバーの VGA2 の場合は drivers/vga2、16 色サーバーの場合は
drivers/vga16、非 VGA の 白黒と 16 色サーバーの場合は drivers/mono)
のディレクトリを作成して、そのディレクトリの下にソースファイルか .o
ファイルのいずれかと適切な Imakefile をコピーしましょう。そのディレ
クトリの名称は該当するドライバの名称と一致させて下さい(より詳しくは
VGADriverDoc ディレクトリの中にある文書を参照して下さい)。
- Makefile を作成するには、次のコマンドを実行して下さい。
./mkmf
- `make' を実行すると構成定義したサーバーを結合します。
- `make install' を実行すると新しいサーバーを組み込みます。
- `make clean' を実行するとこの手順で作成したファイルを削除します。
- site.def ファイルを編集し、作成するサーバーかサーバーに含ませるドラ
イバの選択を変更して、上記の手順を繰り返して下さい。site.def ファイ
ルにて X サーバー機能拡張の選択を変更した場合は、`./xmkmf' のかわり
に `make Makefile' を実行すれば十分でしょう。
-
X サーバーに `-showconfig' オプションを付けて実行すれば X サーバーに
含まれているドライバを調べることが出来ます。どんな機能拡張が含まれて
いるかを確認するには、X サーバーを起動し、`xdpyinfo' を実行して下さ
い。
$XConsortium: LinkKit.sgml,v 1.2 95/01/16 13:17:43 kaleb Exp $
Generated from XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/LinkKit.sgml,v 3.3 1995/01/28 16:01:36 dawes Exp $
このファイルは xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/LinkKit.sgml,v 3.3
1995/01/28 16:01:36 を、
岡本 一幸
( Kazuyuki Okamoto
)
が XFree86 3.1.1 を日本でインストールする人向けに翻訳
したものです。 ここがおかしいとか、 ここはこうしたほうがいいといったご意見が
ありましたら、 電子メールでお知らせ下さい。
原文の著作権は XFree86 プロジェクト社にあります。
この和訳の著作権は XFree86 プロジェクト社と 岡本 一幸 にありますが、
この和訳の不具合は私に、 電子メールで送って下さい。
注: 岡本さんは現在電子メールで連絡が付かない状態なので、連絡は X Japanese Documentation Project (xjman-ml@dsl.gr.jp) 宛にお願いします。
$XFree86: XFree86-LinkKit.sjs,v 0.1 1995/06/03 12:12:27 ikko- Exp $