チップセットが構成を自動検出するでしょう。 このドライバでのチップセットの名称は "vgawonder" です。 これを "ati" だとか "mach64" と指定した場合、XF86Config にどんなクロッ クを指定しても無視します(この時、探査したクロックを使用する事になりま す)。 以前のバージョンのドライバでサポートしていたクロックの値がこのバージョ ンでは当てはまらないことがありますのでこの方法で確認してください。
XF86Config に指定する clocks 行はボードが生成するドットクロックに依存 したものになります。
全てのボードで、以下の内の一つのクロック(またはそれらの最初の部分)の 設定はボードが生成するドットクロックに依存したものになります。:
水晶発振子 (VGA Wonder V3 と V4 ボード のみ): Clocks 50.175 56.644 0.000 44.900 44.900 50.175 0.000 36.000 25.088 28.322 0.000 22.450 22.450 25.088 0.000 18.000 16.725 18.881 0.000 14.967 14.967 16.725 0.000 12.000 12.544 14.161 0.000 11.225 11.225 12.544 0.000 9.000
ATI 18810 クロックジェネレータ: Clocks 30.240 32.000 37.500 39.000 42.954 48.771 0.000 36.000 40.000 56.644 75.000 65.000 50.350 56.640 0.000 44.900 15.120 16.000 18.750 19.500 21.477 24.386 0.000 18.000 20.000 28.322 37.500 32.500 25.175 28.320 0.000 22.450 10.080 10.667 12.500 13.000 14.318 16.257 0.000 12.000 13.333 18.881 25.000 21.667 16.783 18.880 0.000 14.967 7.560 8.000 9.375 9.750 10.739 12.193 0.000 9.000 10.000 14.161 18.750 16.250 12.586 14.160 0.000 11.225
ATI 18811-0 と ATI 18812-0 クロックジェネレータ: Clocks 30.240 32.000 110.000 80.000 42.954 48.771 92.400 36.000 39.910 44.900 75.000 65.000 50.350 56.640 0.000 44.900 15.120 16.000 55.000 40.000 21.477 24.386 46.200 18.000 19.955 22.450 37.500 32.500 25.175 28.320 0.000 22.450 10.080 10.667 36.667 26.667 14.318 16.257 30.800 12.000 13.303 14.967 25.000 21.667 16.783 18.880 0.000 14.967 7.560 8.000 27.500 20.000 10.739 12.193 23.100 9.000 9.978 11.225 18.750 16.250 12.588 14.160 0.000 11.225
ATI 18811-1 と ATI 18811-2 クロックジェネレータ: Clocks 135.000 32.000 110.000 80.000 100.000 126.000 92.400 36.000 39.910 44.900 75.000 65.000 50.350 56.640 0.000 44.900 67.500 16.000 55.000 40.000 50.000 63.000 46.200 18.000 19.955 22.450 37.500 32.500 25.175 28.320 0.000 22.450 45.000 10.667 36.667 26.667 33.333 42.000 30.800 12.000 13.303 14.967 25.000 21.667 16.783 18.880 0.000 14.967 33.750 8.000 27.500 20.000 25.000 31.500 23.100 9.000 9.978 11.225 18.750 16.250 12.588 14.160 0.000 11.225Mach32 と Mach64 を持っている人は最初の 32 個の周波数だけを指定してく ださい。
また、Mach64 ボードの場合に新しい ATI 18818 クロックジェネレータチップ を搭載している可能性があります。 ブート時に、ビデオ BIOS の初期化は 18818 に2つの少々異なるドットクロッ クの組み合わせを設定します。 この動作をドライバでそっくりまねする方法は未だ見つかっていません。 もう少しすれば、次の内の一つのクロックの指定が使用可能になるでしょう。:
ATI 18818 クロックジェネレータ (一次 BIOS の設定): Clocks 0.000 110.000 126.000 135.000 50.350 56.644 63.000 72.000 0.000 80.000 75.000 65.000 40.000 44.900 49.500 50.000 0.000 55.000 63.000 67.500 25.175 28.322 31.500 36.000 0.000 40.000 37.500 32.500 20.000 22.450 24.750 25.000
ATI 18818 クロックジェネレータ (二次 BIOS の設定): Clocks 0.000 110.000 126.000 135.000 25.175 28.322 31.500 36.000 0.000 80.000 75.000 65.000 40.000 44.900 49.500 50.000 0.000 55.000 63.000 67.500 12.588 14.161 15.750 18.000 0.000 40.000 37.500 32.500 20.000 22.450 24.750 25.000ATI ボード(とそのソックリさん全て)に搭載しているその他のクロックジェ ネレータは上記でゼロになっている部分がゼロでない値になる(又はその逆) でしょう。
このクロックの順番は非常に *重要です*。 Mach32 と Mach64 を所有している人はクロックの順番がアクセラレータサー バ用に使うクロックの順番とは異なることに注意してください。
"X -probeonly" コマンドで探査したクロックはそのボードが上記のボードの うちのどれであるかを判定する助けになるでしょう。 サーバーが一貫して知らないクロックジェネレータであると知らせてくる場合 は、標準エラー出力の内容を電子メールで送付してください。
モードは XFree86 の文書ディレクトリに入っている情報から引き出してきま しょう。 XF86Config の該当するスクリーン (screen) セクションのディスプレイ (display) サブセクションに "modes" 行を指定しない場合にドライバーは標 準値のモードを生成し、使用しようとします。 標準モードの調整用数値は事実上サーバーが起動したモード(通常テキスト モード)の値から引き出してきます。