X11R6 は X11R5 から大きく更新したものとなっていますので、XFree86-3.1 以降
の共有ライブラリは、XFree86-2.1.1 以前の古いライブラリとは互換性がありませ
ん。X11R5 のアプリケーションを実行するには、マシンの何処かに古いライブラリ
を保存しておかなければいけません。古いライブラリは/usr/X386/lib
から何処か
へ移動すればいいのですが、/etc/ld.so.conf
は更新しなければいけません。全て
の X11R5 のアプリケーションは問題無く X11R6 のサーバーと一緒に動作するでし
ょう。
X11R6.1 はX11R6 のもう一つの最新版です。 いくつかのライブラリのマイナー番号が '1'増加している時、そのライブラリは X11R6 で動作するアプリケーションと完全に 互換性があると考えます。
XFree86-1.2、XFree86-1.3 または XFree86-2.0 ライブラリと関連のある古いバイ
ナリは引き続き動作しますが、/lib/libX{11,t,aw}.so.3
/usr/X386/lib/libX{11,t,aw}.so.3
へ明確にシンボリックリンクを張る必要があ
ります。XView3L5 配付物に対して ld.so
をリンクする時は、XView ライブラリに
ld.so が動作しないように共有イメージへの絶対パスを含ませないと、1.3 以前の
バージョンの ld.so
とは問題を生じるでしょう。暫定的対策は、/
(ルートディレ
クトリ)を /etc/ld.so.config
に入れることですが、より良くするなら、XView
を相対ライブラリ名とリンクするか、より新しい ld.so
を手に入れることです。