この一覧に記載されていない RAMDAC を持っている場合は、XF86_S3 を使用する際 RAMDAC の周波数を上げ過ぎないように十分注意して下さい。XF86_S3 がボードを 痛めないように、先ず XFree86 チームに確認の連絡を取ったほうが良いでしょう。
冒険しようと思うなら、コンピューターの蓋を開けて RAMDAC を覗いてみて下さい。 RAMDAC は普通ビデオボード上で大きいチップ(2番目か3番目に大きいチップは EPROM ではありません)です。通常、そこには次のように書かれています。
<会社のロゴ>
<会社の識別子><部品番号>-<周波数の省略形>
<製造週><製造年>
<ロット番号><その他の意味不明な数字>
例えば:
@@
@@ AT&T
ATT20C490-11
9339S ES
9869874
これは動作周波数 110 MHz の AT&T 20C490 です。この事は XF86Config
ファイル
に `DacSpeed 110
' と記入することを指しています。幾つかの RAMDAC はそれぞれ
のモードによって異なる周波数の上限を持っている事を良く考えて下さい。製造会
社はいつもそのチップの持てる最高性能の周波数を名前に付けるので、十分注意し
て下さい。S3 サーバは正しく指定された DacSpeed の値を用いて殆どの
RAMDAC の周波数の上限をどのように扱えば良いかを知っています。
chips labeled -80 or -8 should use `DacSpeed 80
' in
the device section
チップに -80 または -8 とか付いていたら、デバイス節に `DacSpeed 80
' と
明記するべきでしょう。
S3 86C716-ME SDAC ==> DacSpeed 110
SC15025-8 ==> DacSpeed 80
ATT20C490-80 ==> DacSpeed 80
IBM 8190429 ==> DacSpeed 170
IBM 03H5428 ==> DacSpeed 170
IBM 03H6447 ==> DacSpeed 170
IBM 03H6448 ==> DacSpeed 220
IBM 03H5319 ==> DacSpeed 220
IBM 63G9902 ==> DacSpeed 250
IBM 37RGB514CF17 ==> DacSpeed 170
IBM 37RGB524CF22 ==> DacSpeed 220
^^
(Ti3025 のような)幾つかの RAMDAC はハードウェアカーソルが正しく動作する ように幾つかのモードの調整に配慮が必要です。Ti3025 は最低 80 ピクセル分の 余裕が必要です。設定が良くなかったときの症状は画面の右端に近いところへハー ドウェアカーソルを近付けると消えるようになることです。