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XFree86 プロジェクト社は二つの大きな目標を成し遂げる為に、結成しました。:
- XFree86 を X ウィンドウシステムの設計、開発と提供に責任を持つ X
コンソーシアムの中で、代表できるようなソフトにする手段を供給すること
- XFree86 の開発を推進する人材と、主として新しい表示装置と基礎的な
電算処理設備を入手するための、いくらかの基本となる基金を集め、提供すること
一つ目の目標が第一の動機でした。私たちは、緩やかに組織化されたフリーソフト
プロジェクトが X コンソーシアムの中で発言権を持てるような抜け道はないもの
かと、何カ月も 断続的に協議を重ねてきました。コンソーシアムの内規では、緩
やかに組織化されたフリーソフトプロジェクトのような組織は認められませんでし
た。私たちは基金募集に関してコンソーシアムの内規の要求を満たし、必要な基金
を獲得するために、法人の形態を取ることに決定しました。
法人化したことで、X11R6 のベータテストに参加が可能となり、XFree86 のコアの
相当部分を X11R6 と X11R6.1 に提供できました。初めての X11R6 のコアリリース
対応の
最初の XFree86 はバージョン 3.0 です。現在の X11R6.3 の XFree86 はバージ
ョン 3.2 です。
[ 訳注:X11R6.3 のパッチ版の XFree86 はバージョン 3.2 です。3.3 ではあり
ません。X11R6.3 内部ではバージョン 3.2 で、公開したバージョンが 3.3 だと
いうことです。]
法人組織としたことによるもう一つの利点は、XFree86 プロジェクト社が、私たち
の仕事の為に、外部からの資金援助を獲得した事にあります。これによって、願わ
くばもっと積極的に新しいビデオ関連の機材を導入できるようになり、よりよい製
品をよりはやくリリースできるようになるかと思います。自分から動いて必要なも
のを手に入れ、そしてそれを実際の開発作業にたずさわる人々に提供することが可
能となるからです。
現在のXFree86 プロジェクト社の取締役会と幹事会は、以下の通り:
- David Dawes, President と Secretary
- Dirk Hohndel, Vice-President
- Glenn Lai, Director
- Rich Murphey, Treasurer
- Jim Tsillas, Director
- Jon Tombs, Director
- David Wexelblat, Director
取締役会への連絡は <BOD@XFree86.org> まで電子メールを送って
下さい。
弊社の内規は、XFree86 が現在も、そして将来もずっと、フリーソフトウェアプロ
ジェクトであり続けることを保証するような形で起草されています。コアチームの
メンバー又は、その他の XFree86 関係者の誰にとっても、個人的な金銭的利益が
無いように配慮しました。
全ての会社の資産は会社の為に残し、会社の解散の時には、全ての資産を X コン
ソーシアムに委譲する予定です。このような形式をとることで、弊社がこれまでの
活動を単に形式化したものとなることを希望しています。従来の活動とまったくち
がったものになるつもりはありません。
1997 年 3 月に XFree86 プロジェクトはソースおよびバイナリのアクセスと
公開方針を変更しました。新しい方針は主に次の通りです。:
- 時間制限のあるバイナリの一般公開はしません。代わりに年間に約 4 回の
完全版の一般公開に増やすように計画します。
- ソースへのアクセス・利用について三つの分類を行います。分類は次の通り:
- エンドユーザ。エンドユーザは完全公開版のソースのみアクセス
可能とします。この制限の主たる理由は開発用のソースはしばしば
色々なところから集まってくるソースであり即座に一般公開できるも
のではないからです。
- 開発者 (XFree86 "開発チーム" のメンバ)。開発者は公式に
投票権の無い XFree86 プロジェクトのメンバであり、
社内の開発用ソースに自由にアクセス可能です。メンバは
コアチームの調停により時間制限付きのバイナリ版を外部の
熱心なテスタによる特定のテストのために作成可能とします。
- 商用利用メンバ。商用利用メンバは投票権の無い XFree86
プロジェクトのメンバであり、年間 US$5000 を
プロジェクトに寄付したメンバです。さらに年間で開発に
多大な貢献をした企業にはコアチームから表彰されます。
商用利用メンバは プロジェクト内部の開発用ソースから
派生したバイナリ版のみ製品として提供できます。
製品の全てのサポート責任は提供者である企業が負います。
そして、その製品を ``XFree86'' と名乗ってはいけません。
しかし、その製品の成果の文書に起源について通知文を
書かねばなりません。その OS 用のバイナリ版は単に
我々のサポートしている OS 用の内部の開発用ソース
を大きな付加価値無しにそのままコンパイルしたような
製品は容認できません。
ここに、XFree86 プロジェクト社のスポンサーとなり、金銭の提供又は機材と資源
の提供をしてくださった組織と個人の方を一覧に致します。XFree86 プロジェクト
社は彼らに大変感謝し、インターネット社会全体の改善の為に高品質なフリーソフ
トウェアを継続して提供することで、彼らの期待に沿えることを願っております。
UUNET Communications Services, Inc は、特別に名前を挙げたいと思います。
この会社は積極的に、いち早く1994 年の X コンソーシアムの年会費全てを寄付し
てくれました。この一回の資金提供により、X11R6 を XFree86 に巻き込む事が確
実になったのです。
- GUUG -- 第1回ドイツ Linux 会議 (1st German Linux Congress)
また、当然特別に名前を挙げるべきはハンブルグで開催された第1回ドイツ
Linux 会議 (1st German Linux Congress) の開催者と参加者の皆さんです。多く
の資金を XFree86 プロジェクトに会議の収入から提供していただきました。
-
AIB Software Corporation, Herndon, VA
- Roland Alder, Armin Fessler, Patrick Seemann, Martin Wunderli
- American Micro Group
-
ATI Technologies Inc
- Andrew Burgess
-
Berkeley Software Design, Inc, Falls Church, VA
-
Caldera, Inc.
-
Delix Computer GmbH, Stuttgart, Germany
-
The Destek Group, Inc., Nashua, NH (formerly Synergytics)
-
Diamond Multimedia Systems, Inc.
-
Digital Equipment Corporation
-
Elsa GmbH, Aachen, Germany
- Genoa Systems Corporation
-
Helius, Inc.
-
Hercules Computer Technology, Inc.
- Ralf Hockens
- Dirk Hohndel
-
InfoMagic, Flagstaff, AZ
- Daniel Kraemer
- Frank & Paige McCormick
- Linux International
- Linux Support Team, Erlangen, Germany
-
LunetIX Softfair, Berlin, Germany
-
Morse Telecommunications, Long Beach, NY
-
MELCO, Inc
- MIRO Computer Products AG, Braunschweig, Germany
- Rich & Amy Murphey
-
NCR Corp
- Brett Neumeier
- Number Nine, Lexington, MA
- Kazuyuki Okamoto, Japan
-
Prime Time Freeware, San Bruno, CA
-
Red Hat Software, Chapel Hill, NC
- Norbert Reithinger
- SPEA Software AG, Starnberg, Germany
- STB Systems
- Clifford M Stein
- Joel Storm
-
S.u.S.E. GmbH, Fuerth, Germany
-
Tekelec Airtronic GmbH, Muenchen, Germany
- Jim Tsillas
- Trans-Ameritech Enterprises, Inc., Santa Clara, CA
- Unifix Software GmbH, Braunschweig, Germany
-
Vixie Enterprises, La Honda, CA
-
Walnut Creek CDROM, Concord, CA
-
Xtreme s.a.s., Livorno, Italy
XFree86 プロジェクト社は基金と機材、又はどちらかの追加寄贈を歓迎致します。
このような寄贈は、所得税の控除対象となる*はず*です(がまだ確定はしていませ
ん)。私たちの弁護士が書類作業を終え次第、この点ははっきりするでしょう。
詳細は XFree86 プロジェクト社、
<BOD@XFree86.org> まで。
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