X を実行させるには最低限 8MB のメモリが推奨されます。サーバとウィンドウ マネージャと xterm 一つで約 4MB 程のメモリを消費します。4MB のシステム だと、gcc等のような数MBの空きを期待しているアプリケーションへのメモリが 残らなくなります。X は 4MB のメモリでも動作しますが、実際問題として X を 動作させながらコンパイルを行うと、常にページングが発生している状態となり 5 〜 10 倍程度の処理時間差が発生します。
``startx >& startx.log'' と入力すれば、始めてのユーザでも簡単に
X を起動する事ができます。エラーメッセージはリダイレクトしておかなければ、
画面が切り替わってしまうので見えなくなります。
X から戻るには、``exit'' とコンソールの xterm で入力します。ホーム
ディレクトリに .xinitrc, .xserverrc や .twmrc のファイル
を xinit や startx のマニュアルに従って記述したものとして作っておけば、X
をカスタマイズする事が出来ます。