次のページ 前のページ 目次へ

4. xf86configを実行する

テキスト画面から xf86config というプログラムを実行し ましょう。このプログラムは root になって (絶対に必須で はありませんが、xf86config がより多くの仕事をします) 実行 してください。中止文字 (通常、Control-C キー若しくは Delete キーです) をプログラムを止めたいと思ったら、いつでも 押すことが出来ます。すぐにやり直しが出来ます。

xf86config は必要な作業を画面に表示する使用法を提供 します。次の文書は作業の過程の色々な段階での注意事項です。 この文書には作業を手早く行え、プログラムを実行する前に 何が結果として得られるかを知りたい人向けに書いています。

4.1 最初の画面

まず最初に、xf86config は XF86Config ファイルを設定する のに助けになる事、またはエディタで手作業で行う事を少し表示し ます。何を示しているか読んだら Enter を押してください。

4.2 正しい PATH を得る

プログラムは次に /usr/X11R6 というディレクトリ (標準導入ディレクトリ) がシステムにあるか調べ PATH 環境変数に追加する必要があることを表示します。

XFree86 (3.0 より前) が使っていた /usr/X386 ディレクトリがあるかも調べます。偶然に見つかった場合、 /usr/X386 の前に /usr/X11R6PATH に定義するように警告します。

全てが大丈夫ならば、Enter を押して次にいきましょう。 さもなければ、 Control-C を押して終了して必要な変更をして xf86config を再起動してください。

4.3 マウスの設定

メニューからマウスのタイプを選んで接続しているマウスのデバイス ドライバ名を直接入力してください。

Xserver が使うマウスドライバを内蔵している OS (例えば SVR4, SCO) を使っている場合は、マウスの設定は XF86Config ファイルを編集 してマウスを設定しなければ必要があるので、適当なマウスを一覧 から選択しデバイスドライバ名の応答は エンターキーを押しておきま しょう

マウスがどのプロトコルを使っているか知らない場合、推測して (xf86config は大体似たもののいくつかヒントを出します)下さい。 それからサーバを起動した時マウスが動かない場合、 トラブルシューティングの章を見てください。

xf86config は最新のプロトコルをサポートするように更新はされ ていないので、xf86config が終った後で設定ファイルを手で修正する 必要があります。

4.4 キーボードの設定

キーボードの設定に関しては単に質問に yes と答えましょう。

何か他の物の為に右オルタネートキーとコントロールキーと使う 必要があるときは no を答えることが出来ます。

4.5 モニタの設定

モニタの仕様と型名と製造会社に一致する項目を設定してください。

最初に水平同期周波数を調べましょう。マニュアルを見て正しい 数値を入力することは 大変 重要です。モニタの周波数と 入力周波数の範囲のどれかがふさわしい場合、それを選択し、 さもなければ custom を選択してマニュアルに記載され ている数値を入力してください。

次に垂直同期周波数です。これも正確に指定する事は 大変 重要です。水平同期周波数と同じ方法で入力してください。

いずれかの周波数を間違えて設定した場合、モニタを痛める 場合があります。

最後に、"識別名" ("identifier")としてモニタの製造会社と型名を 調べてください。これらを手早く入力してエンターキーを押して 下さい。

4.6 ビデオカードの選択

次にビデオカードのデータベースを見たいか聞いてきます。 一覧からビデオカードを選ぶと次の 2 つの章の質問に答えて 記入することで時間が少し節約できます。

一覧にビデオカードが見当たらない場合は q 押してエンター キーを押して次の段階を飛ばしてください。そして自分で問題に 答えなければいけません。

4.7 サーバの選択

前の段階でビデオカードを選択した場合、サーバの選択は容易です。 データベースからの推薦されたものを使ってください。

特定のサーバのチップセット(Mach8, Mach32, Mach64, AGX/XGA, 8514/A, S3, I128, P9000)の内、ビデオカードが どれかならば accel オプションを選択してください。

もしそうでなかったら多分 SVGA サーバを使用したいでしょう。

次に、シンボリックリンクを設定したいサーバがある場合、 プログラムが聞いてきたら yes を答えてください。accel オプションを選択した場合は、リンクする特定のアクセラレー タサーバを指定する必要があります。

4.8 スクリーン/ビデオカードの構成

メモリ量と型名一覧からビデオカードに搭載している適切な オプションを選択してください。

そのとき与えるビデオカードの識別名、製造会社と型名を答えて ください。この設定を飛ばしたいときは、ただエンターキーを 押してください。

次にビデオカードの RAMDAC とチップセットの型名を答えてくだ さい。データベースにビデオカードがある場合はデータベースの 検索結果を指定してください。

ビデオカードの RAMDAC とチップセットが一覧になかった場合、 型名を聞いてきたところでただ、エンターキーを押して下さい。 プログラマブルクロックのチップセットを持っていない場合、 プログラムがクロックチップがサポートしている周波数を 探すように探知しようとします。

4.9 モードの選択

さてどんなビデオモードを実行したいのかをプログラムに教えま しょう。

プログラムはビデオカードが動作する一般的なビデオモードを 表示します。(お手元のモニターではいくつかのモードは動作 しないかもしれませんが、モニタの同期周波数を正しく設定 すれば、X サーバが実行時に動かないモードを無視するでしょ う。)

今までの設定を受け入れても順序を入れ替えたいと思うでしょ う。例えば 1 メガバイトのメモリをビデオカードが持ってい た場合、ビデオモードを

                "640x480" "800x600"     "1024x768" を 8bpp 対応に
        
設定しています。

1 を選択すると 8bpp の設定を変更して、432 と 入力すると逆順を選択することになります。

設定したい順序のビデオモードを選択したい時は 4 を 選択して続けましょう。

4.10 XF86Config ファイルの作成

設定した構成情報を XF86Config ファイルに書き込む ときにプログラムが聞いてきますので yes を答えてください。

4.11 最終注意事項

最後にこの作業を終了する確認と構成情報ファイルを確認して から使用することの忠告を表示します。次の章で必要な変更項目 について説明します。


次のページ 前のページ 目次へ