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3. 構築のための設定:

必要な設定はほとんど全て xc/config/cf にある "DGUX.cf" ファイルにあり ます。DGUX.cf ファイルと site.def ファイルを編集し、必要な設定を全て行 います。DGUX.cf は site.def の設定を上書きすることを覚えておいてくださ い。XFree86-3.3.5 からは ProjectRoot のデフォルト値が /usr/X11R6 にな りました(site.def で設定されています)。この値を好きなように変更したけ れば(筆者は /usr/X11R6.3 が好きで、/usr/X11R6->X11R6.3 というリンク を作っています)、DGUX.cf を編集して以下のような項目を見つけてください:

  #if 0
  #define ProjectRoot /usr/X11R6.3
  #endif
#if 0, #endif を削除します。 それからこの値を好きなように変更します(筆者はコンパイル済みのバイナリ が使えるように上記の設定を使うようにしています)。

DG/ux の malloc はゴミ同然で、一部の X ソフトウェアで問題ばかり起こす ので、筆者は使っていません。その代わりに GNU malloc を移植したものを /usr/local に置いています(これは BuildXtools file に入っています)。 DG/ux の /lib/libmalloc.a を使って構築しようとしてはいけませんし、これ を使ったために一部のプログラムが正しく動作しなくても筆者にメールを送ら ないでください。筆者が構築した時には tcl8.0 と tk8.0 を使っています。 というのも、R4.20MU03 の xconfig はモニタについて誤った値を返すので、 ディスプレイの調整を行うために XF86SEtup を構築する必要があるからです。 これを使わない(あるいは欲しくない)のであれば、(DGUX.cf の)tck, tk に関 する行をコメントアウトしてください:

  /*******TCL TK DEFINITIONS ***********/
   #define HasTk  YES-->NO
   ...
   #define HasTcl YES-->NO
また、X11R6.3 を正しく構築するためには 'GNU make' も必要です(これは Buildxtools ファイルに入っています)。tcl, tk を使う設定にした場合には
                     tcl8.0.3.tar.gz
                     tk8.0.3.tar.gz    (どこかの FTP サイトから)
を入手し、X11R6.3 を構築する前にこれらをコンパイルしてください(まず tck8.0.3 を構築し、それから tk8.0.3 を構築します)。


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