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5. X の実行

X を実行するにはメモリが最低 8MB 必要です。サーバ、ウィンドウマネージャ、 ディスプレイマネージャ、xterm で仮想メモリを 8MB 使います。たとえ常駐 セットサイズがこれより小さくても、メモリが 8MB のシステムでは、gcc の ように数メガバイトの空きメモリを期待する他のアプリケーションの分のメモ リがほとんど残りません。R6 の X サーバはメモリ 4MB でも動作しますが、 実際には X の実行中にコンパイルを行うと、頻繁にページングが発生するた めに時間が 5〜10倍かかってしまいます。

初めてのユーザが X Window を起動するための最も簡単な方法は、 ``startx >& startx.log'' を実行することです。X サーバが画 面表示を引き継ぐため、エラーメッセージはリダイレクトしないと無くなって しまいます。

X から抜けるためには、コンソールになっている xterm で ``exit'' と 入力します。ホームディレクトリに .xinitrc, .xserverrc, .twmrc ファイルを作ることにより、X をカスタマイズすることができま す。これらのファイルについては、オンラインマニュアルの xinitstartx の説明を参照してください。


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