xdm は動的にリンクされているので、xdm のバイナリ配布物をアメリカ国外へ 配布しても輸出制限には引っかかりません。xdm のバイナリは DES の暗号化 プログラムを含んでいないからです。従って現在、バイナリパッケージに xdm が含まれています。
xc/lib/Xdmcp/WrapHelp.c
というファイルが XFree86-3.3 のソース
に含まれていないので、XDM-AUTHORIZATION-1 はサポートされていません。こ
れをサポートするためには WrapHelp.c を入手し、xf86site.def
ファイ
ルに HasXdmAuth
を設定した後で xdm を再構築する必要があります。
WrapHelp.c はアメリカ国内にあります。詳細は ftp.x.org:/pub/R6/xdm-auth/README をご覧ください。
ディスプレイマネージャを起動するには、root ユーザでログインしてコンソー
ルから ``xdm -nodaemon
'' と入力してください。
コンソールの getty を無効にし、 /etc/inittab
を変更することにより
ブート時に自動的に xdm を起動することができます。設定の細かい部分は使
用している Linux 配布物の xdm の設定によって異なるので、そちらの文書で
確認してください。
xdm バイナリ配布物はシャドウパスワードと普通のパスワードのシステムの両方で 動作するでしょう。
$XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/Japanese/sgml/Linux.sgml,v 3.2.2.3 1999/11/26 15:23:42 hohndel Exp $ $XConsortium: Linux.sgml /main/6 1996/10/28 04:47:37 kaleb $