注意:アクセラレーションをサポートしたサーバをお使いになるおつもりで あれば、10 節をお読みになり、書いてあることに従って下さい。そうしないと、 X サーバを終了させたり、再起動したり、仮想端末の切替えを行なったりした時に、 X サーバはクラッシュするかもしれません。
/usr/X11R6/lib
を LD_LIBRARY_PATH
に加える
必要があるかもしれません。しかし、正しく構築されたクライアントを実行する
場合は、必要ありません。
idtune
を実行するか、/etc/conf/cf.d/stune
を編集して、
idbuild
でカーネルを再構築して下さい。)
[HS]FNOLIM
オープンされたファイル数のハード/ソフト上の制限
MAXUP
1ユーザ当りのプロセスの最大値
ARG_MAX
引数リストの最大長
SHMMAX
共有メモリセグメントの最大サイズ(単位:バイト)
Xqueue が動作します。標準の asy ドライバを直接使うこと もできますが、マウスはスムーズに動かないでしょう。
Xqueue が動作します。asy ドライバを 直接使ってもマウスはスムーズに動きます。
XF86Config
の Keyboard
、
Pointer
セクションにおいて、どちらもProtocol
に
Xqueue
を指定して下さい。また、マウスドライバパッケージをインス
トールし、mouseadmin を実行してマウスのセットアップを行なう必要があります。
mouseadmin が動かない場合は、`touch /dev/gmse
' を事前に実行して
下さい。(mouseadmin は、カーネル再構築後に再実行する必要があります。さもな
ければ、/etc/conf/node.d/gmse
に適当なエントリを加えて下さい。)
<注意:ハードウェアカーソルと Xqueue を同時に使用すると、アクセラ レーションのかかったサーバやドライバの多くで問題が起きます。シリアルマウス をお持ちの場合は、Xqueue を使わないことでこれを回避できます。そうでない場合 は、XF86Config の Device セクションに、
Option "sw_cursor"
の 1行を入れて下さい。S3 サーバは、この問題が無いことで知られる唯一のサーバ
です。
Xqueue と標準 asy ドライバを同時に使用して問題が出る場合は、SAS をインス
トールする必要があります。SAS を使う場合、XF86Config
は標準ドラ
イバを使うように設定して下さい。
SAS は、ftp.physics.su.oz.au にあります。シリアルマウスに SAS を使う場合、
sas.h
内の EVENT_TIME
を 80 から 30 に変更すれば、
スムーズな動きをするようになるでしょう。SAS の README に書いていないこと
として、次の 2点があります。
- /etc/ap/chan.ap
に、次の 1行を加えて下さい。
MAJOR 0 255 ldterm ttcompat
MAJOR
は、SAS デバイスが使う major 番号です。それがいくつである
かは、カーネル再構築後、/etc/conf/cf.d/mdevice
で調べて下さい。
major 番号は、`sas' で始まる行の 6番目のフィールドにあります。このファイ
ルは、新しいカーネルでリブートする前に更新しなければいけません。
- インストールの手引きに、次のことが書いてありません。
3a) `kconfig
' を実行するか、/etc/conf/sdevice.d/asy
を編集して、asy ドライバを disable して下さい。3b)
/etc/conf/bin/idbuild
を実行して、カーネルを再構築して 下さい。
/usr/X11R6/lib/X11/etc/XdmConf.svr4
を一時ディレクトリに展開して
下さい。README
にどのファイルをどこにインストールすべきかが
書いてあります。各々のファイルをよく読んで、必要な変更を行なって下さい。
注意 いくつかの SVR4 のバージョン(ex. Esix 4.0.3)では、コンソー
ルで `vtgetty' を実行するデフォルトの inittab を持っています。xdm を
ブート時にスタートさせる場合、それはうまく動きません。問題なのは、vtgetty
セッションから logout すると、xdm がサーバのために使用する1つも含め、
全ての VT がクローズされてしまうことです。`getty' を使うのがお勧めです。
/etc/inittab
を変更する場合は、/etc/conf/cf.d/init.base
も同時に変更して下さい。さもないと、次にカーネルを再構築した後で変更が
キャンセルされてしまいます。
/etc/default/workstations
の
ファイルを編集して、その数を変更して下さい。次にリブートした時に、デバイス
ノードは作成/削除されます。
ローカル接続タイプは、"NAMED
"(named ストリームパイプ)、
"PTS"
(古い形式の USL のストリームパイプ)、"SCO
"(SCO
Xsight のストリームパイプ)、"ISC
"(ISC のストリームパイプ)の
いずれかです。XLOCAL
環境変数が、どの優先順位でローカル接続を
行なうかを決めるのに使用されます。デフォルトの設定は、
PTS:NAMED:ISC:SCO
です。大抵の場合は、NAMED
を使うのが
推奨されます。その理由は、それがデフォルトの PTS
よりも速く、
PTS を使うと /dev/pts
デバイスが不足してしまう(PTS を使う各々の
クライアントが /dev/pts
デバイスを必要とします)からです。デフォ
ルトのローカル接続タイプを設定するためには、.xinitrc
(xinit か
startx を使う場合)か /usr/X11R6/lib/xdm/Xsession
(xdm を使う場合)
において、XLOCAL
が設定され、export されるようにして下さい。