次に述べることは、いくら強調しても足りないくらいです。
ドライバーコードの中で何が起きているのかを理解できるようになるまでは、 すべての利用できる参照文献と既存のドライバーコードをじっくり調べて 内容を把握するよう努めてください。ドライバーコードを書き始める *前に* この調査を行なって下さい。それによって頭痛のタネをかなり減らすことが できるでしょう。可能ならば、これから追加しようとするチップセットに似た チップセットのドライバを探しましょう。またもし、そうしたドライバを 見つけることができたら、それを例題として利用しましょう。たぶん、 そのコードから新しいドライバを派生させることができるでしょう。
デバッグ中は暗く思い詰めてはいけません。たぶん、最初のうちはいろいろと 問題を抱えることになるでしょう。 (私もまだまだそこから抜け出せていません。) けれども、注意深く、慎重にデバッグの手順を進めていけば、非常に短い間に 成果を挙げることができます。おそらく、チップセットのことを詳しく理解して いれば、 1, 2 日でドライバーコードの作成とデバッグをやってのけることさえ 可能でしょう。この種のプログラミングを学習し始めたばかりの人の場合には、 一週間というのが、より妥当な線でしょう。