新しい Xprint サーバは lpr を印刷用の補助プログラムとして使うように設 定されます。したがって、Xprt を使うためには lpr のインストール・設定を 行う必要があります。
iso-8859-1 フォントをキーボードで入力で入力するために modmap ファイル は必要ありません。単に、XF86Config ファイルの Keyboard セクションで以 下の指定を行ってください:
ISC 付属の X11R4 クライアントである xpcterm で EGA/VGA フォントを使っ ているときに、ドイツ語の「ウムラウト」を入力したい場合の設定です。 ユーザの .Xdefaults ファイルに以下の内容を設定してください:
XEga*AT386.Translations: #override \ Shift<Key>odiaeresis: string(0x99) \n\ <Key>odiaeresis: string(0x94) \n\ Shift<Key>adiaeresis: string(0x8e) \n\ <Key>adiaeresis: string(0x84) \n\ Shift<Key>udiaeresis: string(0x9a) \n\ <Key>udiaeresis: string(0x81) \n\ Shift<Key>ssharp: string(0x3f) \n\ Meta<Key>ssharp: string(0x5c) \n\ <Key>ssharp: string(0xe1)
この設定の唯一の短所は、(ドイツ語キーボードで)
\
Backslash を入力する際に AltGr
でなく
Alt
を使わなければならないことです。
xpcterm を起動するときには、オプション -name XEga -fn ega
が
必要です。
X11 のクライアントを R6 または R5 のクライアントとしてコンパイルするこ
とは簡単なはずです。/usr/X11R6/bin/xmkmf
と
/usr/X386/bin/xmkmf
のうち使いたいほうが新しい Makefile を生
成するように、単に PATH 環境変数を切替えるだけです。
ISC における X11R4 のパイプへの古いパスであった
/tmp/.X11-unix
は /dev/X/ISCCONN
に変更されました。
ISC における互換性の理由により、新しいディレクトリ内のパイプは古いディ
レクトリ内のファイルへのリンクになっています。これは通常はハードリンク
なので、ファイルシステム間にまたがることはできません。ISC バージョン
4.x では、これは許されるようになりました。ただし、両方のファイルシステ
ムが新しい S5L ファイルシステムでなければなりません。ISC30 システムで
は 2 つのディレクトリが同じファイルシステム上になるよう注意しなければ
なりません。そうでない場合、ISC40 でコンパイルしたバイナリを使うと、サー
バが SIGSYS を受けて異常終了するかもしれません。筆者らはこのシグナルを
捕捉しようと試みているので、サーバがコアダンプしたらお知らせください。
Warning: Unable to load any usable fontsetというウォーニングが出るかもしれません。これはフォントが新たに gzip さ れるようになったためですが、ウォーニングは深刻なものではありません。
_XSERVTransOpen: transport open failed for named/enigma:0 _XSERVTransMakeAllCOTSServerListeners: failed to open listener for namedこのメッセージはいずれも致命的なものではありません。Interactive Unix はこの種類の接続をサポートしていません。