x の数字ができるだけ大きいものを使いましょう。Fresco は 2.6.3 以降でし か構築できません。筆者は gcc のバージョン 2.5.8, 2.6.0, 2.6.2, 2.6.3, 2.7.2 を試しました。最新バージョンは 2.7.2.3 です。
2.6.3 以降では、少しオプティマイズを増やすだけでカレントソースツリーを
コンパイルできるはずです:
xf86site.def 内で
#define DefaultCDebugFlags -O3 -fomit-frame-pointer
を指定して、デフォルトの -O2 を上書きしてください。
2.7.x の場合、xf86site.def 内で
#define UsePosix YES
を指定しなければなりません。これはソースをうまく構築するために必要です。
2.7.0 より前のバージョンでもこれを定義してかまいませんが、警告を出さず
に構築するためには必要ありません。
g++ 2.x.x で使うための g++ ライブラリが必要です。これは Fresco のため に必要なだけなので、X11R6.1 以降では不要です。
アセンブラとリンカを使うことがあるかもしれません。アセンブラはできるだ けあったほうが望ましく、プログラムに libFresco.a をリンクしたければ、 少なくともリンカは必要になります。strip を ar や ranlib と組み合わせて 使ってはいけません。strip と ar を組み合わせると(少なくとも筆者のマシ ンでは) strip を行ったときにバグっぽいバイナリができます。また、ar と 組み合わせて使うとアーカイブを作った後に ranlib を使わなければならない のですが、その設定はされていません。現在のバージョンは 2.8.1.0.15 です (as, ld, ar, strip を使います)。
メモリをうまく利用するために、GNU の malloc ライブラリが使えるシステム
ではこれを使うべきです。
xf86site.def 内または Linkkit の site.def 内で
#define UseGnuMalloc YES
を有効にしてください。
GNU malloc ライブラリがデフォルトの
-L/usr/local/lib -lgmalloc
でないようであれば、必要に応じて
#define GnuMallocLibrary
を有効にし、値を設定してください。
これは、お近くの Linux のミラーサイトで入手できる「オリジナル」の inline-math パッケージです。
host.def 内で #define UseInlineMath YES
を使い、これを有
効にしてください。このパッケージを使うためには他にも作業が必要なので、
次の修正に関するセクションを参照してください。