BOOTSTRAPCFLAGS="-DISC [-DISC30 | -DISC40] -DSYSV [-Di386]"
この 2 つのオプションはバージョン 3.x の ISC で構築を行うために必要で す。筆者は、3.x より前の ISC でうまく構築できるどうかは知りません。
これは ISC バージョン 4.x 専用のオプションで、したがって HasSymLinks を YES に設定します(なぜなら、シンボリックリンクは S5L ファイルシステ ムを採用しているバージョン 4.x 以降でないとサポートされていないからで す)。
ロングファイルネームが使えるならば、xf86site.def に
#define ExpandManNames YES
を含めることで拡張マニュアル
ページをインストールすることができます。
ISC 4.x で構築を行う場合には、BOOTSTRAPCFLAGS で -DISC40 だけを定義す れば大丈夫です(-DISC30 は自動的にインクルードされます)。
注意: ISC 4.0 と 4.1 には互換でない部分が少しあるため、ISC 4.1 で構築
を行った場合でもデフォルトでは ISC 4.0 用の構築を行います。4.1 専用の
構築がしたければ、host.def で
#define IscCompileVersion 410
を設定してください。
(fchmod 関数は 4.0 では利用できないので、この関数があるとコンパイルが できませんし、4.1 から持ってきたバイナリはサポートされていないシステム コールがあるため動作しません。4.1 用に構築したライブラリは、4.0 では利 用できない関数を含むので、4.0 のシステムでは動作しません。
x86 プラットフォームにおける SystemV リリース 3 用の標準の定義です。 -Di386 は /lib/cpp で予め定義されているので、明示的に定義する必要はあ りません。