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3. XFree86 での実装

XFree86 での実装は2つの部分からなります。すなわち、サーバ部分とクライ アント部分(クライアントは xsetpointerxsetmodeの2 つ)です。

3.1 サーバ部分

サーバは以下の拡張デバイスをサポートしています:

拡張デバイスを有効にするには、XF86Config にエントリーを追加し なければなりません。詳しくはオンラインマニュアルの XF86Config を調べてください。

XFree86 の実装では、AlwaysCore という X コンソーシアム非標準 の機能をサポートしています。この機能を使うと、XInput デバイスはコアイ ベントと拡張イベントを同時に送ることができます。AlwaysCore 機 能を有効にするには、XF86Config ファイル中のデバイスを記述して いるサブセクションに AlwaysCore キーワードを追加してください。 他のデバイスがコアポインタの制御を引き継いだときには、SWITCH 仮想デバイスが Motion イベントを通知します。新しいデバイスの ID は、こ の Motion イベント中の最初のバリュエータが保持しています。

3.2 クライアント

xsetpointer を使うと、コアポインタを制御するデバイスを変更す ることができます。また、利用可能な拡張デバイスのリストを表示することが できます。

xsetmode を使うと、拡張デバイスのモード(絶対モードか相対モー ド)を変更することができます。このデバイスは絶対モードと相対モードをサ ポートしていなければならず、コアポインタを制御してはいけません。

詳しくはオンラインマニュアルで調べてください。

$XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/Japanese/sgml/xinput.sgml,v 1.1.2.2 1999/11/26 15:24:01 hohndel Exp $





$XConsortium: xinput.sgml /main/3 1996/10/27 11:06:13 kaleb $


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