新しいクライアント(X アプリケーション)を構築する最も簡単な方法は、
Imakefileがその中に含まれている場合、xmkmfを使うことです。
``xmkmf -a'' と入力し、Makefileを作成し、``make''と入力します。
新しくman pageを追加したときはかならず、
``makewhatis /usr/X11R6/man''を実行してwhatis.dbをアップ
デートします。
FreeBSD 1.0以前のシステムでは、コンパイル中、ccの``Virtual memory exhausted''
というメッセージを避けるために、データとスタックサイズの制限を引き上げます。
(cshでは``limit datasize 32M'',``limit stacksize 16M''と入力します。)
FreeBSD 2.0以降では、デフォルトが十分大きいので、これらの必要はありません。
Note: XFree86 2.1とFreeBSD 1.1から、__386BSD__のシンボルはコンパイ ラでもXのコンフィグファイルでも定義されていません。クライアントをBSDシステム に移植する場合、完全にBSD仕様のコードになるようにシンボル BSDを使用して 下さい。このシンボルの値で、異なったBSDリリースを識別することができます。た とえば、Net-2やそれ以降のリリースに依存するの場合には以下のように使用できます。
#if (BSD >= 199103)
このシンボルBSDが正しく定義されるように、これが必要なソースの中で
<<sys/param.h>
をインクルードするようにします。XFree86 3.1.1以降、*BSDシステムでは、シンボル
CSRG_BASEDが定義されていることに注意して下さい。これは、
<sys/param.h> のインクルードを保護するために使われます。
実際には特定のi386 BSD派生OSに依存したコードでは、
FreeBSD用に__FreeBSD__、 NetBSD用に__NetBSD__、 386BSD用に__386BSD__、BSD/386用に__bsdi__ が使われています。