XF86_Accel

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名前

x86 および Alpha プラットフォーム上で S3, Mach8, Mach32, Mach64, P9000, AGX, ET4000/W32, ET6000, I128, TGA, 8514/A アクセラレータボードを使っている UNIX 用のアクセラレーションありの X サーバ  

書式

XF86_S3 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_S3V [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_Mach8 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_Mach32 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_Mach64 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_P9000 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_AGX [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_W32 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_I128 [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_TGA [:displaynumber] [ option ] ...

XF86_8514 [:displaynumber] [ option ] ...  

説明

XF86_S3 は、S3 グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット PseudoColor, 16ビッ ト TrueColor, 32ビット TrueColor サーバである。16ビットと32ビットの操 作は、全ての S3 アクセラレータボードではサポートされていない点に注意す ること。各ボードが対応している深さの詳細については、README.S3 を 参照すること。

XF86_S3V は、S3 ViRGE と ViRGE/VX グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット PseudoColor, 16ビット TrueColor サーバである。

XF86_Mach8 は、ATI Mach8 グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット PseudoColor サーバである。

XF86_Mach32 は、ATI Mach32 グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット PseudoColor, 16 ビット TrueColor サーバである。全ての Mach32 アクセラ レータボードで 16 ビット操作がサポートされているわけではない点に注意す ること。サポートされている RAMDAC と深さに関する詳細な点については、 README.Mach32 を参照すること。

XF86_Mach64 は、ATI Mach64 グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット PseudoColor, 16 ビット TrueColor, 32ビット TrueColor サーバである。全 ての Mach64 アクセラレータボードで 16ビットと32ビットの操作がサポート されているわけではない点に注意すること。サポートされている RAMDAC と深 さに関する詳細な点については、README.Mach64 を参照すること。

XF86_P9000 は、Weitek Power 9000 (P9000) グラフィックアクセラレータボード用の 8ビッ ト PseudoColor, 16ビット TrueColor, 32ビット TrueColor サーバである。

XF86_AGX は、AGX/XGA グラフィックアクセラレータボード用の 8 ビット PseudoColor, 16ビット TrueColor サーバである。

XF86_W32 は ET4000/W32, ET4000/W32i, ET4000/W32p, ET6000 グラフィックアクセラレー タボード用の 8ビット PseudoColor サーバである。ET6000 で 16, 24, 32 bpp を利用するためには、XF86_SVGA サーバを使うこと。

XF86_I128 は、Number Nine Imagine 128 グラフィックスアクセラレータボード用のサー バである。

XF86_TGA は DEC の 21030(TGA) チップセット用のサーバである。このサーバは Alpha プラットフォームでしか利用できない。

XF86_8514 は、8514/A グラフィックアクセラレータボード用の 8ビット Pseudo Color サーバである。

これらのサーバは、X11R5 付属の X386 サーバと Kevin Martin <martin@cs.unc.edu> が開発した X8514 サーバが元になっている。  

設定

このサーバは以下のチップセットをサポートしている:

XF86_S3:
86C911, 86C924, 86C801, 86C805, 86C805i, 86C928, 86C928-P, 86C732 (Trio32), 86C764 (Trio64), 86C765 (Trio64V+), 86C864, 86C868, 86C964, 86C968
XF86_S3V:
86C325 (ViRGE), 86C375 (ViRGE/DX), 86C385 (ViRGE/GX), 86C988 (ViRGE/VX)
XF86_Mach8:
ATI Mach8, ATI Mach32
XF86_Mach32:
ATI Mach32
XF86_Mach64:
ATI Mach64 (GX, CT, ET, VT, VT3, VT4, LT, GT (3D Rage), 3D Rage II, 3D Rage IIC, 3D Rage II+DVD, Rage Pro)
XF86_P9000:
Diamond Viper VLB, Diamond Viper PCI, Orchid P9000 およびその互換カー ドの一部 (Weitek P9000)
XF86_AGX:
AGX-010, AGX-014, AGX-015, AGX-016, XGA-1, XGA-2
XF86_W32:
ET4000/W32, ET4000/W32i, ET3000/W32p, ET6000
XF86_I128:
Number Nine Imagine 128 のシリーズ 1, 2
XF86_TGA:
DEC 21030
XF86_8514:
IBM 8514/A およびその完全互換カード

1MB(まで)のディスプレイメモリを積んでいる S3 のカードでは、(およそ) 1152x800までの解像度の仮想スクリーンがサポートされている(古い S3 のチッ プには内部幅が1280のものがあるため、1MB のメモリでは 1152x900 をサポー トできない)。 2MB 以上のディスプレイメモリを積んでいると、1280x1024 (カードによって は 1600x1280)までの物理的解像度が利用できる。(仮想的な解像度は単に積ま れているメモリの量によって決まる。仮想スクリーンの最大幅は 2048 であり、 最大高さは 4096 である。)

同様の解像度が Mach64 でもサポートされる。詳細なコンフィギュレーション については、README.Mach64 ファイルを参照すること。

同様の解像度が Mach32 でもサポートされる。 Mach32 の場合は、仮想スクリーンの最大幅は 1536 であり、最大高さは 1280 である。

Mach8 の場合は、仮想スクリーンの最大幅は 1024 である。

8514 の場合は、仮想スクリーンの最大解像度は 1024x768 である。

AGX チップの場合、最大解像度はチップのリビジョンと利用可能なディスプレ イメモリの量によって決まる。 コンフィギュレーションの詳細については README.agx を参照すること。

P9000 の場合は、仮想的解像度と物理的解像度は同じでなければならない。十 分なメモリがあれば、1280x1024 までの解像度がサポートされる。

24ビットのビジュアルをサポートしている全てのサーバは現在、32bpp のコン フィギュレーションにおいて各32ビット中の8ビット分を使わないことにより、 24bpp を実現している。この深さでサポートすることができる最大の仮想ディ スプレイサイズを計算する際には、この点を考慮する必要がある。  

オプション

オンラインマニュアルの Xserver(1) で説明されている通常のサーバ オプションに加え、これらのサーバはいくつかのコマンド行オプションに 対応している。通常のオプションは、オンラインマニュアルの XFree86(1) で説明されている。

Mach64, Mach32, S3, S3V, P9000, AGX サーバは 8 ビット以上の色をサポー トしている。 Mach32, S3V, AGX サーバは 16 ビット TrueColor をサポートしており、 Mach64, S3, I128, P9000 サーバは 16 ビットと 32 ビットの TrueColor を サポートしている。 32ビット TrueColor モードでは、ピクセルごとの色情報には 24 bpp しか使っ ていない(1600万色を与える)。このモードは、 オンラインマニュアルの XFree86(1) で説明されている -bpp オプションを指定すると使用できる。  

セットアップ

XFree86 は起動時に XF86Config という設定ファイルを使用する。 一般的な事項についての詳細はオンラインマニュアルの XF86Config(4/5) を参照すること。ここでは、 XF86_S3, XF86_S3V, XF86_Mach8, XF86_Mach32, XF86_Mach64, XF86_P9000, XF86_AGX, XF86_W32, XF86_TGA, XF86_I128, XF86_8514 サーバに固有の部分についてのみ説明する。

XF86Config ファイルの Device セクションのエントリには以下の項 目がある:

Chipset name
正しいドライバを使うためにチップセットを指定する。指定可能な値を以下に 示す:

XF86_S3:

s3_generic
(標準 I/O 駆動のサーバで用いる)
mmio_928
(86C928, 86C732, 86C764, 86C864, 86C868, 86C964, 86C968 ボードで動作す る、メモリマップI/O 駆動のサーバで用いる)
newmmio
(86C765, 86C868, 86C968 ボードで動作する新しい方式のメモリマップ I/O で駆動するサーバで用いる)

XF86_S3V:

s3_virge

XF86_Mach8:

mach8
(Mach32 ボード上で Mach8 サーバを動かす時に用いる)

XF86_Mach32:

mach32

XF86_Mach64:

mach64

XF86_P9000:

vipervlb (Diamond 製 Viper VLB で用いる)

viperpci
(Diamond 製 Viper PCI で用いる)
orchidp9000
(Orchid P9000 および一般的な P9000 ベースのボードの多くで用いる)

XF86_AGX:

agx-016

agx-015
agx-014
agx-010
xga-2
xga-1
(注: agx-016, agx-015, agx-014, XGA-2 だけがテストされている。 使用する前には README.agx を参照すること。)

XF86_W32:

et4000w32

et4000w32i
et4000w32i_rev_b
et4000w32i_rev_c
et4000w32p_rev_a
et4000w32p_rev_b
et4000w32p_rev_c
et4000w32p_rev_d
et6000

XF86_I128:

i128

XF86_TGA:

tga

XF86_8514:

ibm8514

Clocks clock ...
プログラマブルでないクロックチップを使っているボードに対し、この行でク ロックを指定することができる(XF86Config(4/5) 参照)。P9000 サーバ では、もはや Clocks 行は不要である。このサーバも、プログラマブル クロックチップを持つ他のサーバと同じように動作する(つまり、Modes で指 定されたクロックが使われる)。ただし、P9000 サーバでは110MHz を越えるク ロックは使わないほうがよいし、サポートもされていない点に注意すること。 Mach64 サーバでも Clocks 行は必要ない。なぜなら、クロックは通常 ビデオカードの BIOS から直接読み込むか、必要に応じてプログラムに書き込 まれているからである。Mach64 サーバでは、"no_bios_clocks" オプション (後述)を指定しなければ、XF86Config ファイルで指定されたクロックは無視 される。
ClockChip clockchip-type
プログラマブルクロックチップを持つボードに対して(P9000 と AGX サーバの 場合は除く)、クロックチップの名前を指定する。 W32 サーバでサポートされている値は、"icd2061a", "dcs2834", "ics5341", "stg1703" である。 S3 サーバで指定できる値は、 "icd2061a", "ics9161a", "dcs2834", "sc11412", "s3gendac", "s3_sdac", "ti3025", "ti3026", "ti3030", "ics2595", "ics5300", "ics5342", "ch8391", "stg1703", "att20c408", "att20c409", "att20c499", "ibm_rgb5xx" である。 Mach64 サーバで指定できる値は、"ati18818", "ics2595", "stg1703", "ch8398", "ibm_rgb514", "att20c408" である。 ET6000 に対して指定できるクロックチップ値は "et6000" である。
Ramdac ramdac-type
ボードで使われている RAMDAC のタイプを指定する。S3, AGX, Mach32, Mach64, W32 サーバだけで使われる。

normal - (S3, AGX, W32) 以下に述べる以外の RAMDAC を持っているカー ドで用いる。サーバがこのような RAMDAC を間違って検出する場合に、S3 サー バに対してだけこのオプションが必要となる。 AGX サーバは RAMDAC の自動検出機能を持っていないので、RAMDAC が指定さ れていなければ、この動作がデフォルトとなる。 W32 サーバでは、RAMDAC が正しく認識されないときと、RAMDAC の検出が完全 に失敗するときにこのオプションを使うこと。

(S3, AGX, Mach32) AT&T 20C490 または AT&T 20C491 RAMDAC を積んでいるカー ドで用いる。 dac_8_bit オプションを指定すると、これらの RAMDAC は RGB 毎に 8 ビットのモードで操作される。801/805/928 ボードでは、16bpp の操作を行う こともできる。本物の AT&T 20C490 RAMDAC は、S3 サーバに自動検出される はずである。そうでない場合には、この RAMDAC を明示的に指定しなければな らない。 RGB 毎に 8 ビットのモードは、Winbond 82C490 RAMDAC (SuperProbe は AT&T 20C492 と認識する)では動作しないようである。Winbond 82C490 でも 16bpp はうまく動作する。 Diamond 製の SS2410 RAMDAC は 15bpp モード(16bpp ではない)で操作したと きは互換であると報告されている。Chrontel 8391 は全てのモードで互換のよ うである。

sc15025 - (S3, AGX) Sierra 製の SC15025 または SC15026 RAMDAC を 積んでいるカードで用いる。 S3 サーバには、この RAMDAC を自動検出するコードが含まれている。

sc11482 - (S3) Sierra 製の SC11482, SC11483, SC11484 RAMDAC を積 んでいるカードで用いる。 S3 サーバには、この RAMDAC を自動検出するコードが含まれている。

sc11485 - (S3) Sierra 製の SC11485, SC11487, SC11489 RAMDAC を積 んでいるカードで用いる。 S3 サーバはこれらの RAMDAC を sc11482 として検出するので、拡張機 能を利用するためにはこのオプションを指定しなければならない(これらは 16bpp, 15bpp, 8bpp をサポートしているが、他では 15bpp と 8bbp しかサポー トされていない)。

bt485 - (S3) BrookTree 製の Bt485 または Bt9485 RAMDAC を積んで いるカードで用いる。サーバが検出に失敗した場合には、これを指定しなけれ ばならない。

att20c505 - (S3) AT&T 製の 20C505 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。サーバが 20C505 の検出に失敗した場合や、このカードが Bt485 RAMDAC を搭載しているが、67.5MHz 以上のクロックの利用で問題が生じる場 合には、このオプションを指定しなければならない。

att20c498 - (S3) AT&T 製の 20C498 または 21C498 RAMDAC を積んで いるカードで用いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

att22c498 - (S3) AT&T 製の 22C498 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

ibm_rgb514 - (S3) IBM 製の RGB514 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

ibm_rgb524 - (S3) IBM 製の RGB524 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

ibm_rgb525 - (S3) IBM 製の RGB525 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

ibm_rgb526 - (S3) IBM 製の RGB526 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

ibm_rgb528 - (S3) IBM 製の RGB528 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。 サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

stg1700 - (S3) STG1700 RAMDAC を積んでいるカードで用いる。サーバ が検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

stg1702 - (Mach64) STG1702 RAMDAC を積んでいるカードで用いる。サーバ が検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。

stg1703 - (S3, W32, Mach64) STG1703 RAMDAC を積んでいるカードで 用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要が ある。W32 サーバを使う場合には、STG1703 で ClockChip のプログラマブル 機能を使えるように明示的に設定しなければならない。

s3gendac - (S3) S3 製の 86C708 GENDAC を積んでいるカードで用いる。 この RAMDAC は RGB 毎に8ビットのモードをサポートしていない (dac_8_bit オプションを指定してはならない)。 このオプションを使うと 801/805 ボードで 16bpp の操作が可能になる。現在、 このRAMDAC を自動検出することはできない。

s3_sdac - (S3) S3 製の 86C716 SDAC RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要があ る。

ics5300 - (S3) ICS5300 RAMDAC を積んでいるカードで用いる。サーバ が検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。(サーバ はこれを S3 GENDAC と認識する。このRAMDAC としても利用可能である。)

ics5341 - (W32) ICS5341 RAMDAC を積んでいるカードで使用する。サー バが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。 ピクセルクロック86MHz 以上だと、サーバはピクセルの多重化を行う。この場 合、ほとんどのボードでは90MHz 近辺の狭いバンドでうまく動作しないように 見える。通常、ICS5341 RAMDAC は RAMDAC として認識されるが、プログラマ ブル機能が使えるように、ユーザはこれを ClockChip として設定しなければ ならない。

ics5342 - (S3) ICS5342 RAMDAC を積んでいるカードで用いる。サーバ が検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要がある。(サーバ はこれを S3 SDAC として識別し、それで利用可能である。)

ti3020 - (S3) TI 製の ViewPoint Ti3020 RAMDAC を積んでいるカード で使用する。サーバが Ti3020 の検出に失敗した場合には、このオプションを 指定する必要がある。 70MHz 以上のドットクロックを必要とするモードがある場合、この RAMDAC に 対してはピクセルの多重化が行われる点に注意すること。

ti3025 - (S3) TI 製の ViewPoint Ti3025 RAMDAC を積んでいるカード で使用する。サーバが Ti3025 の検出に失敗した場合には、このオプションを 指定する必要がある。

ti3026 - (S3) TI 製の ViewPoint Ti3026 RAMDAC を積んでいるカード で使用する。サーバが Ti3026 の検出に失敗した場合には、このオプションを 指定する必要がある。

ti3030 - (S3) TI 製の ViewPoint Ti3030 RAMDAC を積んでいるカード で用いる。サーバが Ti3030 の検出に失敗した場合には、このオプションを指 定する必要がある。

bt481 - (AGX, Mach32) BrookTree 製の Bt481 RAMDAC を積んでいるカー ドで用いる。

bt482 - (AGX) BrookTree 製の Bt482 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。

herc_dual_dac - (AGX) 84ピン (Bt485 または AT&T20C505) と 44ピン (Bt481 または Bt482) RAMDAC の両方がインストールされているカード (Hercules Graphite Pro)で用いる。

herc_small_dac - (AGX) 44ピン(Bt481 または Bt482) RAMDAC だけが インストールされているカード(Hercules Graphite Pro)で用いる。

ati68875 - (Mach64, Mach32) ATI 製の 68875 RAMDAC を積んでいるカー ドで用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必 要がある。

tlc34075 - (Mach64, Mach32) TI 製の 34075 RAMDAC を積んでいるカー ドで用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必 要がある。

ati68860 - (Mach64) ATI 製の 68860 RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要があ る。

ati68860b - (Mach64) ATI 製の 68860b RAMDAC を積んでいるカードで用 いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要があ る。

ati68860c - (Mach64) ATI 製の 68860c RAMDAC を積んでいるカード で用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要 がある。

ch8398 - (Mach64) Chrontel 製の 8398 RAMDAC を積んでいるカードで 用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要が ある。

att20c408 - (Mach64) AT&T 製の 20C408 RAMDAC を積んでいるカード で用いる。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要 がある。

intenal - (Mach64) カードが内部に(つまり組み込みの) RAMDAC を持っ ている。サーバが検出に失敗した場合には、このオプションを指定する必要が ある。

IOBase ioaddress
拡張 IO レジスタのベースアドレスを指定する。これは AGX サーバと、Viper PCI 使用時の P9000 サーバだけで用いられる。 詳しい使い方については、README.agxREADME.P9000 を参照 すること。
MemBase memaddress
リニアフレームバッファのベースアドレスの、ハードウェアで決められている 部分を指定する。このオプションは P9000, S3, Mach64, Mach32, TGA サーバ だけ(かつ、リニアフレームバッファを使用する場合だけ)で使われる。S3 サー バの場合には、ハードウェアで決められている部分は32ビットアドレスの上位 10ビットである(つまり memaddress にはマスク 0xFFC00000 が 掛けられる)。注意: この指定は、フレームバッファアドレス全体がソフトウェ アで選択可能になった 864 以降のチップや、PCI カードにおいては必要ない はずである点に注意すること。また、XFree86 バージョン 3.3.1 以前では、 S3 サーバは memaddress の上位6ビットしか使っておらず、0x3C00000 との論理和を取っていた点に注意すること。これと同じ挙動を得るには、以前 に与えていた値と 0x3C00000 の論理和を取ること。 Mach32 サーバでは、このマスクは 0xF8000000 である(membase 値の設 定が無視される PCI カードを除く)。

このオプションは P9000 サーバでは指定しなければならない。ローカルバス の Diamond Vipers を使っている場合、memaddress の値は 0x80000000, 0x20000000, 0xA0000000 のいずれかである。 デフォルト値は 0x80000000 である。既にそのアドレスを使っている他 のデバイスと衝突していない限り、どの値でも動作する。 Viper PCI に関しては、README.P9000 を参照すること。 Orchid P9000 の場合は、ベースアドレスは 0xC0000000, 0xD0000000, 0xE0000000 のいずれかであり、この値はボードの ジャンパ設定と一致する値でなければならない。

注意: S3 サーバは通常、このアドレスを自動的に調べる。 このオプションを指定すると、調べた結果は上書きされる。サーバの調査の失 敗は普通はリニアフレームバッファの使用に問題があることを示すので、この ような指定は勧められない。

注意: Mach64 はメモリアパーチャを必要とする。ISA バスのビデオカードの 場合には、アパーチャが有効で、アパーチャのアドレスには16MB 以下の値が セットされていなければならないことを意味する。(つまり、ISA バスのシス テムに限っては、Mach64 サーバを使うためには、12MB あるいはそれ以下のメ モリを必要とするということである。)通常、Mach64 サーバはこのアドレスに は既定値を用いるが、このオプションをセットすると既定値のアドレスは上書 きされる。

通常の環境では、Mach32 サーバはこのオプションを必要としないはずである。

COPBase baseaddress
このオプションは、AGX サーバでコプロセッサのベースアドレスをセットする。 詳しくは README.agx を参照すること。
Instance instance
このオプションは、AGX サーバに対して XGA のインスタンス番号をセットす る。詳しくは README.agx を参照すること。
S3MClk memclk
このオプションを使うと、ビデオカードのメモリクロック値を指定することが できる。これは、805i, 864, Trio32/64 カードだけで使われる。S3 Gendac や Trio64 を使ったカードに対しては、普通はこの値をここで指定してはなら ない。このエントリはカードのメモリクロックは変更せず、DRAM のタイミ ングパラメータを計算するために使われる。詳しくは README.S3 を参 照すること。
S3MNAdjust M N
このオプションを使うと、DRAM カードのタイミングパラメータの一部を変更 することができる。通常はこのエントリは必要ない。
S3RefClk refclk
このオプションを使うと、PLL 参照チェックを指定することができる。このオ プションは IBM 製の RGB5xx RAMDAC を使っているカードでは必要なことがあ る。指定する値の単位は MHz である。 詳しくは README.S3 を参照すること。

Option フラグは、XF86Config ファイルの Device セクションで も Display サブセクションでも指定することができる。

Option optionstring
このオプションを使用すると、ユーザはドライバ固有のオプションを選択する ことができる。現在は以下の文字列が認識される:

nomemaccess - (S3) ビデオメモリへの直接アクセスを無効にする。こ のオプションは、864 および 964 チップでは無視される。

noaccel - (AGX, P9000) P9000 のハードウェアアクセラレーションを 無効にし、AGX のフォントキャッシュを無効にする。

vram_128 - (AGX, P9000) メモリ検査が失敗したとき、VRAM が 128Kx8 であれば使用すること。

vram_128 - (AGX, P9000) メモリ検査が失敗したとき、VRAM が 128Kx8 でなければ使用すること。

nolinear - (S3 and Mach32) リニアマップフレームバッファの使用を 無効にする。

ti3020_curs - (S3) Ti3020 の内部ハードウェアカーソルを有効にする (デフォルト)。

no_ti3020_curs - (S3) Ti3020 の内部ハードウェアカーソルを無効に する。

sw_cursor - (S3, Mach32, Mach64, P9000, AGX) ハードウェアカーソ ルを無効にする。

dac_8_bit - (S3, Mach32, Mach64, AGX) RGB 値毎に8ビット使用する。 現在は、 Ti3020/5/6, Bt485, AT&T 20C505, AT&T 20C490/1, Sierra SC15025/6, AT&T 20C498, STG1700/3, IBM RGB5xx (S3 サーバ), Bt481, Bt482 (AGX サーバ), ATI68875/TLC34075/Bt885 (Mach32 サーバ), ATI68875, TLC34075, ATI68860, ATI68880, STG1702, STG1703 (Mach64 サー バ) の RAMDAC だけでサポートされている。 現在は、上記の RAMDAC のうち AT&T 20C490/1 を除くものが使われていると き、S3 サーバではこの値はデフォルトでセットされる。デフォルトの VGA の 「普通の」 RAMDAC の場合を除き、AGX サーバでもこの値はデフォルトでセッ トされる。

dac_6_bit - (S3, AGX) 8ビットモードが自動的に有効にされる場合に、 RGB 値毎に 6 ビットを使用させる。

sync_on_green - (S3, P9000) Bt485, AT&T 20C505, Ti3020/5/6, IBM RGB5xx RAMDAC が載っているカードで、緑色信号上への同期信号の生成を有効 にする。注意: これらの RAMDAC は緑色信号上の同期信号をサポートし ているが、多くのカードはこの機能が使えない設計になっている。

power_saver - (S3, Mach64) このオプションを使用すると、VESA の DPMS 互換モニタの省電力機能が有効になる。 サスペンドレベルは現在、Mach64, 732, 764, 864, 868, 964, 968 S3 チップ だけでサポートされている。異なる操作レベルでタイムアウト値を設定する方 法については、XF86Config(4/5) を参照すること。このオプションは実 験的なものである。

intel_gx - (Mach32) Intel GX Pro を使ったカードに対し、ハードウェ アで決められているリニアフレームバッファの正しいオフセットをセットする。 このオプションは membase0x78000000 を設定することと等 価である。

ast_mach32 - (Mach32) AST 製マザーボードの一部に直付けされている Mach32 カードに対する特別な処理を行う。

spea_mercury - (S3) SPEA 製の Mercury カード(928 + Bt485 RAMDAC) でピクセル多重化を有効にする。これらのカードでは、67.5MHz より高いドッ トクロックを使用し、1MB より多いビデオメモリにアクセスするためにはピク セル多重化が必要である。現在、ピクセル多重化は非インタレースモードと物 理的な幅が 1024 より小さいモードだけでサポートされている。

stb_pegasus - (S3) STB 製の Pegasus カード(928 + Bt485 RAMDAC) でピクセルの多重化を有効にする。これらのカードでは、67.5MHz より高いドッ トクロックを使用するためにはピクセル多重化が必要である。現在、ピクセル 多重化は非インタレースモードと物理的な幅が 1024 より小さいモードだけでサ ポートされている。

number_nine - (S3) Number Nine 製の GXe level 10, 11, 12 カード (928 + Bt485 RAMDAC)でピクセル多重化を有効にする。 これらのカードでは、85MHz より高いドットクロックを使用するためにはピク セル多重化が必要である。 現在、ピクセル多重化は非インタレースモードと物理的な幅が 800 より小さ いモードだけでサポートされている。 このオプションは他の一部の Number Nine 製カード(例えば GXE64 と GXE64pro)でも必要なことがある。

diamond - (S3) このオプションは一部の Diamond 製カード(特に 964/968 VRAM のカード)で必要である。

elsa_w1000pro - (S3) ELSA 製 Winner 1000 PRO のサポートを有効に する。 このボードは自動検出されるので、普通はこのオプションは不要である。

elsa_w1000isa - (S3) ELSA 製 Winner 1000 ISA のサポートを有効に する。 このボードは自動検出されるので、普通はこのオプションは不要である。

elsa_w2000pro - (S3) ELSA 製 Winner 2000 PRO のサポートを有効に する。 このボードは自動検出されるので、普通はこのオプションは不要である。

pci_hack - (S3) このオプションは、バグがある SMC UART が載ったマ シンで一部の PCI928 カードを使うと生じる問題を回避するためのものである。

s3_964_bt485_vclk - (S3) このオプションは、964 と Bt485 を用いた カードで起こることがある問題を回避するためのものである。

genoa, stb, hercules, number_nine, - (S3) これらのオプションを使うと、 IBM RGB5xx RAMDAC を使ったテストされていないカードに対して、ピクセル回 り込みの問題を避けるためのブランク遅延の設定をする際に、異なるデフォル ト値を選択することができる。

slow_vram - (S3) VRAM が遅いカード向けにVRAM のタイミングを調整 する。このオプションは、Diamond Stealth 64 VRAM カードと Hercules Terminator 64 カードの一部で必要である。

fast_vram - (S3) VRAM のアクセスが速いカード向けに VRAM のタイミ ングを調整する。 カードがこれをサポートできない場合、表示がおかしくなったり余計なピクセ ルが現れたりする。

slow_dram - (W32) 遅い DRAM 向けに DRAM のリフレッシュを調整する。 W32 サーバと古い W32 カードを使うとディスプレイが省電力モードになる場 合には、このオプションを試すとよい。

slow_dram_refresh - (S3) 遅い DRAM で、モードを切替えたときにピ クセルが壊れる行がでるのを避けるためにDRAM のリフレッシュを調整する。

pci_burst_on - (W32) W32p チップセットで PCI バーストを有効にす る。 バースト無効時に表示が歪んだり、マウスが移動した軌跡が残るときには、こ のオプションを使うこと。

pci_burst_off - (W32) W32p チップセットで PCI バーストを無効にす る。 バースト有効時に表示が歪んだり、マウスが移動した軌跡が残るときには、こ のオプションを使うこと。

w32_interleave_on - (W32) W32i, W32p チップセットでメモリインタ リーブを有効にする。このオプションを試してもサーバが安定動作するならば 利用すること。

w32_interleave_off - (W32) W32i, W32p チップセットでメモリインタ リーブを無効にする。表示が歪んだり、全く表示されないときにはこのオプショ ンを試すこと。

no_block_write - (Mach64) VRAM ベースの Mach64 や Rage Pro ベー スのカードの一部のタイプでブロック書き込みモードを無効にする。ノイズや 影がスクリーンに現れるときには、このオプションを指定するとなくなるはず である。

block_write - (Mach64) VRAM ベースの Mach64 や Rage Pro ベー スのカードの一部のタイプでブロック書き込みモードを有効にする。通常は Mach64 サーバはブロック書き込みモードを扱うかどうかを自動判定する。し かし、このオプションはこの調査の結果を上書きする。

no_bios_clocks - (Mach64) Mach64 サーバは通常は BIOS からクロッ ク値を取得する。このオプションは BIOS のクロック値を上書きし、 XF86Config ファイルで指定したクロック値をサーバに使わせる。

no_program_clocks - (Mach64) サーバはクロックチップを自動検出し、 与えられたビデオモードを使ってこれにプログラムを行う。このオプションは、 クロックチップのプログラミングを無効にし、BIOS から取得するか XF86Config ファイルの Clocks 行で指定した予めプログラムしたクロックを 使用させる。

clkdiv2 - 跳び跳びのクロックを持つ(古い S3 カードや ET4000W32 カー ドなど、プログラマブル ClockChip やClockProg を使わない)全てのアクセラ レーション可能なチップセットで使用する。このオプションを有効にすると、 SVGA ドライバは clock 行に記述したクロックを2で割った値も全て使えるよ うになる。これにより、特に高い範囲と中くらいの範囲で、サーバは2倍の数 のクロックが選べるようになる。このオプションは 320x200 のような非常に 低い解像度を作る場合に便利である。なぜなら、多くのカードにおける最低ク ロック(25.175 MHz)でも、標準の 320x200 モードを作るには高すぎるからで ある。一部の SVGA チップ(S3, WD90cxx)では、このオプションがサポートさ れておらず、画面が乱れてしまう(S3-805 のレビジョン C, P ではこの問題が 起こることが知られている)。

AGX サーバに対しては、これ以外にもたくさんの調整用のオプションがある。 詳しくは README.agx を参照すること。

XFree86 には、動作しているハードウェアを知るための内部的な機能が ある点に注意すること。したがって、普通はchipset, clocks, videoram を指定する必要はない。しかし、自動検出機能がうまく動作 しない場合がある(例えば、サーバの起動時にマシンの負荷が高すぎるとき)。 このような場合のために、まずは負荷の低いときにサーバを実行し、自動検出 の結果を調べ(サーバの起動時に出力される)、このパラメータを明示的に設定 ファイルに指定する。 ItXF86Config には全てのパラメータ(特に Clock 値)を指定することが望ましい。  

ファイル

<XRoot>/bin/XF86_S3
S3 用の 8, 16, 32 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_S3V
S3 ViRGE 用の 8, 16 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_Mach8
Mach8 用の 8 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_Mach32
Mach32 用の 8, 16 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_Mach64
Mach64 用の 8, 16, 32 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_P9000
P9000 用の 8, 16, 32 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_AGX
AGX, XGA 用の 8, 16 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_W32
ET4000/W32, ET6000 用の 8 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_I128
Imagine 128 用の 8, 16, 32 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_TGA
DEC TGA 用の 8 ビット色の X サーバ
<XRoot>/bin/XF86_8514
IBM 8514 とその完全互換ボード用の 8 ビット色の X サーバ
/etc/XF86Config
サーバ設定ファイル
<XRoot>/lib/X11/XF86Config
サーバ設定ファイル(セカンダリの場所)
<XRoot>/lib/X11/doc/README.agx
AGX サーバ用の追加ドキュメント
<XRoot>/lib/X11/doc/README.P9000
P9000 サーバ用の追加ドキュメント
<XRoot>/lib/X11/doc/README.S3
S3 サーバ用の追加ドキュメント
<XRoot>/lib/X11/doc/README.W32
W32 サーバ用の追加ドキュメント

<XRoot> は X11 のインストールツリーのルートディレクトリを指す。  

関連項目

X(1), Xserver(1), XFree86(1), XF86Config(4/5), xvidtune(1), xdm(1), xf86config(1), xinit(1)  

著者

XFree86 の開発者に加えて、以下の人々がこのサーバの開発に大きく貢 献している:

Kevin E. Martin,    martin@cs.unc.edu
Jon Tombs,          tombs@XFree86.org
Rik Faith,          faith@cs.unc.edu
アクセラレーションありのサーバの基本部分全体の作業を行った。

David Dawes,        dawes@XFree86.org
Dirk Hohndel,       hohndel@XFree86.org
David Wexelblat,    dwex@XFree86.org
彼らの成果を XFree86 に統合した。

Jon Tombs,          tombs@XFree86.org
David Wexelblat,    dwex@XFree86.org
David Dawes,        dawes@XFree86.org
Amancio Hasty,      hasty@netcom.com
Robin Cutshaw,      robin@XFree86.org
Norbert Distler,    Norbert.Distler@physik.tu-muenchen.de
Leonard N. Zubkoff, lnz@dandelion.com
Harald Koenig,      koenig@tat.physik.uni-tuebingen.de
Bernhard Bender,    br@elsa.mhs.compuserve.com
Hans Nasten,        nasten@everyware.se
Dirk Hohndel,       hohndel@XFree86.org
Joe Moss,           joe@morton.rain.com
S3 固有のコードの開発と改良。

Kevin E. Martin,    martin@cs.unc.edu
Rik Faith,          faith@cs.unc.edu
Tiago Gons,         tiago@comosjn.hobby.nl
Hans Nasten,        nasten@everyware.se
Scott Laird,        scott@laird.com
Mach8 と 8514/A 固有のコードの開発と改良。

Kevin E. Martin,    martin@cs.unc.edu
Rik Faith,          faith@cs.unc.edu
Mike Bernson,       mike@mbsun.mlb.org
Mark Weaver,        Mark_Weaver@brown.edu
Craig Groeschel,    craig@metrolink.com
Bryan Feir,         jenora@istar.ca
Mach32 固有のコードの開発と改良。

Kevin E. Martin,       martin@cs.unc.edu
Mach64 固有のコードの開発。

Erik Nygren,        nygren@mit.edu
Harry Langenbacher, harry@brain.jpl.nasa.gov
Chris Mason,        clmtch@osfmail.isc.rit.edu
Henrik Harmsen,     harmsen@eritel.se
P9000 固有のコードの開発と改良。

Henry Worth,        henry.worth@amail.amdahl.com
AGX 固有のコードの開発。

Glenn Lai,          glenn@cs.utexas.edu
Dirk Hohndel,       hohndel@XFree86.org
Koen Gadeyne,       koen.gadeyne@barco.com 
ET4000/W32 と ET6000 固有のコードの開発。

オンラインマニュアルの XFree86(1) も参照すること。  

バグ

Bt485 RAMDAC を使っている S3 カードの一部では、現在ドットクロックが 85MHz 未満に制限されている。

Diamond Viper VLB 以外のカードを使った場合の P9000 サーバにはまだ問題 が残っているようである。VGA モードの復帰にはまだ問題があるようだが、こ れはまず起こらないはずである。仮想的解像度と異なる物理的解像度は P9000 ではサポートされておらず、使うことができない。100MHz を越えるドットク ロックの仕様はしないほうがよいし、サポートもされていない。Diamond は 135MHz がドットクロックの最大スピードだとしているが、Bt485 の一部では そんなに高い値を使うことはできない。もし Bt485 が載った Viper が 135MHz で使えなければ、Diamond tech のユーザサポートに連絡し、RMA 番号 を知らせてボードを交換してもらうこと。アクセラレーション機能は少しずつ 追加されている。現時点では、CopyArea, MoveWindow, DrawLine だけが実装 されている。他のアクセラレーション機能はテスト中であり、次のリリースで 利用可能になるだろう。 olvwm を xdm や仮想端末切替えと同時に使うと問題が起こるようである。ユー ザが仮想端末を使っている間にカーソルが変わると、仮想端末に戻ったときに カーソルが壊れてしまう。

ET6000 サーバはできたばかりであり、テストは十分には行われていない。 アクセラレーションのサポートはあるが、(まだ)ET6000 の本当の性能は生か し切っていない。  

連絡先

XFree86 のソースは FTP サーバ ftp.XFree86.Org とそのミラー から入手できる。詳しくは、XFree86@XFree86.Org にメールを送ること。


 

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Time: 15:55:39 GMT, February 12, 2001