XWD
Section: User Commands (1)
Updated: Release 6.3
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xjman/web INDEX
名前
xwd - X のウィンドウイメージをダンプする
書式
xwd
[-debug] [-help] [-nobdrs] [-out file] [-xy] [-frame] [-add value]
[-root | -id id | -name name ] [-icmap] [-screen]
[-display display]
説明
xwd
は、X ウィンドウシステムのウィンドウをダンプするユーティリティである。
ユーザは
xwd
を使って、ウィンドウのイメージを専用フォーマットのダンプファイルに格納
することができる。このファイルは、さまざまな X のユーティリティを使っ
て再表示、印刷、編集、整形、アーカイブ、画像処理等に使うことができる。
対象のウィンドウは、そのウィンドウ内でポインタをクリックすることによっ
て選択できる。
キーボードのベルがダンプの開始時に一度鳴り、ダンプが終了したときにもう
一度鳴る。
オプション
- -display display
-
この引き数を使って、接続する X サーバを指定することができる。
X(1) を参照すること。
- -help
-
コマンドの文法の概略を出力する。
- -nobdrs
-
この引き数は、ダンプに X のウィンドウの境界を構成するピクセルが含まれな
いように指定するものである。これはウィンドウの表示内容を文書中に挿絵と
して入れる場合に便利である。
- -out file
-
この引き数を使うと、出力ファイル名をコマンド行から指定できる。デフォ
ルトでは標準出力に出力される。
- -xy
-
このオプションはカラーディスプレイにのみ適用される。デフォルトの `Z'
フォーマットではなく、`XY' フォーマットでダンプを行うことを指定する。
- -add value
-
このオプションは各ピクセルに加える符号付きの値を指定する。
- -frame
-
このオプションを使うと、手動でウィンドウを選択する際に、ウィンドウマネー
ジャのフレームの部分も対象となる。
- -root
-
このオプションはウィンドウダンプの対象として、ルートウィンドウを選択す
ることを示す。この場合、ユーザがポインタでウィンドウを選択する必要はな
い。
- -id id
-
このオプションを使うと、指定したリソースIDを持つウィンドウがダンプの対
象として選択される。この場合、ユーザがポインタでウィンドウを選択する必
要はない。
- -name name
-
このオプションを使うと、指定した WM_NAME プロパティを持つウィンドウが
ダンプの対象として選択される。この場合、ユーザがポインタでウィンドウを
選択する必要はない。
- -icmap
-
xwd
は通常、選択したウィンドウのカラーマップを使って RGB 値を取得する。
このオプションを指定した場合、その代わりにスクリーンに最初にインストー
ルされたカラーマップが使われる。
- -screen
-
このオプションを使うと、イメージを取得するための GetImage リクエストは、
指定したウィンドウに対して直接ではなくルートウィンドウに対して出される。
これを使うことで、指定したウィンドウに重なっている他のウィンドウの一部
を取得することができる。さらに重要な効果として、指定したウィンドウの上
に現れているが独立のウィンドウであるメニューやポップアップを取得するこ
ともできる。
- -silent
-
静かに動作することを指示する。つまり、ウィンドウのダンプの前後にベルを
鳴らさない。
環境変数
- DISPLAY
-
デフォルトのホストとディスプレイ番号を取得する。
ファイル
- XWDFile.h
-
X ウィンドウのダンプファイルフォーマットの定義ファイル。
関連項目
xwud(1), xpr(1), X(1)
著者
Tony Della Fera, Digital Equipment Corp., MIT Project Athena
William F. Wyatt, Smithsonian Astrophysical Observatory
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- 環境変数
-
- ファイル
-
- 関連項目
-
- 著者
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Time: 15:56:50 GMT, February 12, 2001