XWUD

Section: User Commands (1)
Updated: Release 6.3
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名前

xwud - イメージ表示プログラム  

書式

xwud [-in file] [-noclick] [-geometry geom] [-display display] [-new] [-std <maptype>] [-raw] [-vis <vis-type-or-id>] [-scale] [-help] [-rv] [-plane number] [-fg color] [-bg color]  

説明

xwud は X ウィンドウシステムのイメージの逆ダンプユーティリティである。 xwud を使うと、ユーザは xwd(1) で生成されたような専用フォーマットのダ ンプファイルに格納されたイメージをウィンドウ表示することができる。  

オプション

-bg color
ビットマップイメージ(つまりプレーンが1つのイメージ)を表示する場合、こ のオプションを使って、イメージ中で "0" のビットに対して表示される色を 指定することができる。

-display display
このオプションを使って、接続するサーバを指定することができる。 X(1) を参照すること。

-fg color
ビットマップイメージ(つまりプレーンが1つのイメージ)を表示する場合、こ のオプションを使って、イメージ中で "1" のビットに対して表示される色を 指定することができる。

-geometry geom
このオプションを使って、ウィンドウのサイズと位置を指定することができる。 ユーザは普通、位置だけを指定することが多いが、その場合はサイズはデフォ ルト値であるイメージの実際の大きさにセットされる。

-help
使用可能なオプションの簡単な説明を出力する。

-in file
このオプションを使うと、入力するファイル名をコマンド行から指定でき る。入力ファイルが与えられなかった場合は、標準入力が使われる。

-new
このオプションを指定すると、イメージの表示の際に新しいカラーマップを生 成する。 イメージの特性がディスプレイの特性と一致した場合には、スクリーンへイメー ジを速く表示できる。ただし、新しいカラーマップを生成する代償として、ほ とんどのディスプレイでは、他のウィンドウの色がおかしくなってしまう。

-noclick
通常はウィンドウ内部をクリックすると xwud は終了するが、 このオプションの指定でそれが無効になる。この場合も含めて、'q', 'Q' ま たはctrl-c を入力すればアプリケーションは終了する。

-plane number
このオプションを使って、表示するイメージのビットプレーンを1つ選択する ことができる。プレーンは最下位ビットをゼロとして数える。このオプション を使って、印刷に使う xpr(1) コマンドに渡すプレーンを指定すること ができる。

-raw
このオプションを指定すると、現在スクリーン上にある色を使ってイメージを 表示する。このオプションが最も有益なのは、イメージを取得元のスクリーン に表示する場合で、かつ取得元のウィンドウがまだスクリーンに残っている場 合である。この場合には、イメージのスクリーン表示が速くなる。

-rv
ビットマップイメージ(つまり、プレーンが1つのイメージ)を表示する場合に このオプションを指定すると、前景色と背景色が入れ換わる。このオプション は、ピクセル値 "0" と "1" の色の意味がディスプレイに表示されるイメージ と逆になっているようなビットマップイメージを表示するときに必要である。

-scale
ウィンドウを拡大・縮小する。イメージもウィンドウのサイズに拡大・縮小さ れる。

-std maptype
このオプションを指定すると、イメージは指定された標準カラーマップを用い て表示される。プロパティ名はタイプ名を大文字に変換し、先頭に "RGB_" を 付け、末尾に "_MAP" を付けることで得る。 典型的なタイプ名は "best", "default", "gray" である。標準カラーマップ の生成方法の一例については、xstdcmap(1) を参照すること。

-vis vis-type-or-id
このオプションを使って、特定のビジュアルやビジュアルクラスを指定するこ とができる。 デフォルトでは、「最も良い」ものが選ばれる。特定のクラスとしては、次の ものを指定することができる: "StaticGray", "GrayScale", "StaticColor", "PseudoColor", "DirectColor", "TrueColor"。また、元のイメージと同じク ラスの使用を意味する "Match" を指定することもできる。また、正確なビジュ アルID(サーバ固有)を指定することもできる。このIDは、16進数(先頭に"0x" を付ける)か、10進数で指定することができる。 この他にも、ルートウィンドウのカラーマップと同じクラスの使用を意味する "default" を指定することができる。以上いずれの文字列についても、大文字 と小文字の区別はなされない。
 

環境変数

DISPLAY
デフォルトのディスプレイを取得。
 

ファイル

XWDFile.h
X ウィンドウのダンプファイルフォーマットの定義ファイル。
 

バグ

BIG-REQUESTS をサポートしていないサーバ上では、xwud はサイズや深さが大 きいイメージをあまりうまく扱うことができない。  

関連項目

xwd(1), xpr(1), xstdcmap(1), X(1)  

著者

Bob Scheifler, MIT X Consortium


 

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Time: 15:56:51 GMT, February 12, 2001