XGraphicsExposeEvent

Section: XLIB FUNCTIONS (3X11)
Updated: Release 6.3
Index xjman/web INDEX
 

名前

XGraphicsExposeEvent, XNoExposeEvent - GraphicsExpose イベント構造体、NoExpose イベント構造体  

構造体

GraphicsExpose イベントと NoExpose イベントに対する構造体の内容を示す。


typedef struct {
     int type;                /* GraphicsExpose */
     unsigned long serial;    /* 最後にサーバに処理されたリクエストの番号 */
     Bool send_event;         /* SendEvent リクエストから送られてきた場合に真 */
     Display *display;        /* イベントが読み出されたディスプレイ */
     Drawable drawable;
     int x, y;
     int width, height;
     int count;               /* 0 でない場合、少なくともこの数以上の GraphicsExpose イベントが続く */
     int major_code;          /* コア X プロトコルでは CopyArea あるいは CopyPlane */
     int minor_code;          /* コア X プロトコルでは定義されない */
} XGraphicsExposeEvent;



typedef struct {
     int type;                /* NoExpose */
     unsigned long serial;    /* 最後にサーバに処理されたリクエストの番号 */
     Bool send_event;         /* SendEvent リクエストから送られてきた場合に真 */
     Display *display;        /* イベントが読み出されたディスプレイ */
     Drawable drawable;
     int major_code;          /* コア X プロトコルでは CopyArea あるいは CopyPlane */
     int minor_code;          /* コア X プロトコルでは定義されない */
} XNoExposeEvent;


これらのイベントを受け取ったとき、構造体の内容は以下のように設定され ている。

type メンバには、イベントの型を一意に識別する定数名が設定される。 例えば、X サーバがクライアントアプリケーションに GraphicsExpose イベントを通知するとき、X サーバは type メンバに GraphicsExpose を設定した XGraphicsExposeEvent 構造体を送る。 display メンバには、イベントが読み出されたディスプレイへのポインタが 設定される。 send_event メンバは、このイベント自身が SendEvent プロトコルリクエストから送られてきた場合に True が設定される。 serial メンバはプロトコルで通知されたシリアル番号を基に設定される。 ただし、最少桁の16ビットから完全32ビットの値に拡張される。 window メンバには、ツールキットのディスパッチャが最も便利に使えるウィ ンドウが設定される。

2つの構造体は共通のメンバを持つ(drawable, major_code, and minor_code)。 drawable メンバには、グラフィックスリクエストが実行された描画対象領域 のドロウアブルが設定される。 major_code メンバには、クライアントが実行したグラフィックスリクエスト が設定される。この値は X_CopyAreaX_CopyPlane のいずれかである。 X_CopyArea の場合は、 XCopyArea がこのリクエストを行った。 X_CopyPlane の場合には、 XCopyPlane がこのリクエストを行った。 これらの定数は <X11/Xproto.h> 内で定義されている。 minor_code member は major_code member と同様に、クライアントによって どのグラフィックスリクエストが行われたのかを示す。 しかし、minor_code メンバはコア X プロトコルでは定義されていない。この ような場合には 0 となるが、このメンバは拡張によって使うことができる。

XGraphicsExposeEvent 構造体は上記以外のメンバをもつ(x, y, width, height, count)。 x, y メンバは、ドロウアブルの原点に対する相対座標であり、長方形の左上 隅を示す。 width, height メンバには長方形の大きさ(広さ)が設定される。 cound メンバには、後に続く GraphicsExpose イベントの数が設定される。 count が 0 の場合には、このウィンドウに対してはそれ以上の GraphicsExpose イベントは続いて起こらない。 しかし、count が 0 でない場合は、このウィンドウに対して少なくともその 数(それ以上のこともある)の GraphicsExpose イベントが続いて起こる。  

関連項目

XAnyEvent(3X11), XButtonEvent(3X11), XCreateWindowEvent(3X11), XCirculateEvent(3X11), XCirculateRequestEvent(3X11), XColormapEvent(3X11), XConfigureEvent(3X11), XConfigureRequestEvent(3X11), XCopyArea(3X11), XCrossingEvent(3X11), XDestroyWindowEvent(3X11), XErrorEvent(3X11), XExposeEvent(3X11), XFocusChangeEvent(3X11), XGravityEvent(3X11), XKeymapEvent(3X11), XMapEvent(3X11), XMapRequestEvent(3X11), XPropertyEvent(3X11), XReparentEvent(3X11), XResizeRequestEvent(3X11), XSelectionClearEvent(3X11), XSelectionEvent(3X11), XSelectionRequestEvent(3X11), XUnmapEvent(3X11), XVisibilityEvent(3X11)
Xlib - C Language X Interface


 

Index

名前
構造体
関連項目

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 15:55:48 GMT, February 12, 2001