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7. X クライアントの構築

新しいクライアント(X のアプリケーション)を作る最も簡単な方法は、 Imakefile が付属していれば xmkmf を使うことです。 ``xmkmf -a'' を実行して Makefile を作り、それから ``make'' を実行します。オンラインマニュアルもインストールした場合 には、必ず ``makewhatis /usr/X11R6/man'' を実行し、 whatis.db を更新してください。

注意: XFree86 2.1 と FreeBSD 1.1 以降、FreeBSD システムに対しては、 シンボル __386BSD__ はコンパイラによっても X の設定ファイル経由で も定義されなくなりました。クライアントを BSD システムに移植する時は、 本当に BSD に特有のコードに対してはシンボル BSD を使ってください。 シンボルの値を使って、異なる BSD リリースを区別することができます。例 えば、Net-2 以降のリリース専用のコードでは次のような指定を行います:

#if (BSD >= 199103)

このシンボルの定義を確実に正しいものにするため、シンボルを必要とするソー スコードでは <sys/param.h> をインクルードしてください。 XFree86 3.1.1 以降では、全ての *BSD システムを表す CSRG_BASED シ ンボルが定義されていることに注意してください。 <sys/param.h> のインクルードを保護するために、これを使 うべきです。

特定の i386 用 BSD 専用の移植を行ったコードの場合、 NetBSD ならば __FreeBSD__ for FreeBSD, __NetBSD__ を、 OpenBSD ならば __OpenBSD__ を、 386BSD ならば __386BSD__ を、 BSD/386 ならば __bsdi__ を使ってください。


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