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6. X の実行

X を実行させるには最低限 8MB のメモリが推奨されます。サーバとウィンドウ マネージャと xterm 一つで約 4MB 程のメモリを消費します。4MB のシステム だと、gcc等のような数MBの空きを期待しているアプリケーションへのメモリが 残らなくなります。X は 4MB のメモリでも動作しますが、実際問題として X を 動作させながらコンパイルを行うと、常にページングが発生している状態となり 5 〜 10 倍程度の処理時間差が発生します。

初めてのユーザが X ウィンドウをする場合の最も簡単な方法は以下のコマン ドを入力することです:

startx >& startx.log
エラーメッセージをリダイレクトしておかないと、 サーバに画面が切り替わってしまって見えなくなります。

X から抜けるには、``exit'' とコンソールの xterm で入力します。ホーム ディレクトリに .xinitrc, .xserverrc.twmrc のファイル を xinit や startx のマニュアルで説明されているように作っておけば、X をカスタマイズすることができます。

6.1 xdm(ディスプレイマネージャ)のインストール

ディスプレイマネージャを起動させるには、コンソールで root でログイン してから ``xdm -nodaemon'' と入力してください。

getty を無効にし、かつ次の記述を /etc/rc.local に追加すること で、システム起動時に自動的に xdm を起動することができます:

  if [ -x /usr/X11R6/bin/xdm ]; then
    echo -n ' xdm'; /usr/X11R6/bin/xdm
  fi

コンソールの getty を無効にするには、/etc/ttys 中のコンソール のエントリの ``on'' を ``off'' に変えます:

 ttyv0  "/usr/libexec/getty Pc" pc      off secure

NetBSD 1.4 で wscons コンソールドライバを使っている場合、最初に X サー バ用の仮想コンソールを有効にしなければなりません。これを行うには、以下 の手順に従ってください:

(この説明を書いてくださった Mason Loring Bliss さん(<mason@acheron.middleboro.ma.us>) に感謝します)

NetBSD 用の XFree86 のバイナリ配布には、XDM-AUTHORIZATION-1 プロトコル のサポートは含まれていない点に注意してください。


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