次のページ 前のページ 目次へ

7. ビデオハードウェアの互換性のチェック

以下の説明では、ドライブレターが Y: (たぶん使っていないと思いますが)で あるディスクドライブにXFree86/OS2 をインストールしようとしているものと します。コマンド全てについて、ドライブレターは適切に変更してください。

  1. パッケージ Xbase を入手し、Y: ドライブのルートディレクト リからインストールします。インストールでは以下のコマンドを入力します:
    [C:\] Y:
    [Y:\] cd \
    [Y:\] unzip \path_of_package\Xbase.zip
    
  2. CONFIG.SYS ファイルを編集し、以下の行をどこかに追加します:
    DEVICE=Y:\XFree86\lib\xf86sup.sys
    
    当然ながら、``Y:'' は正しいドライブレターに置き換えてください。
  3. この時点で、XFree86/OS2 に必要な環境変数の追加も考えておくとよい でしょう。これにより余計な再起動の手間が省けます。後述の CONFIG.SYS への環境変数の追加 セクションを参 照してください。
  4. CONFIG.SYS ファイルにデバイスドライバのエントリを追加した後は、 ドライバをインストールするために再起動しなければなりません。 XFree86/OS2 はこのドライバ無しでは動作しません。
  5. フルスクリーンの OS/2 CMD セッションを起動し、以下のコマンドを入 力します:
    [C:\] Y:\XFree86\bin\SuperProbe
    
  6. このコマンドは(通常)ビデオ機器構成に関する重要な情報を報告します。 この情報とは、チップセットの種類、利用可能なビデオメモリ、利用可能な RAMDAC 回路です。この情報はメモするか、以下のように入力して ``SuperProbe'' の出力をファイルにリダイレクトするかしてください:
    [C:\] Y:\XFree86\bin\SuperProbe >filename
    
  7. SuperProbe は XFree86 がサポートしているよりもずっと多くのビデオ カードを識別することができます。しかし残念ながら、SuperProbe がカードを 間違って検出し、フォールバック値の一種である MCGA カードを見つけたと言 うことが時々あります。一般的には、だいたい正しそうならば疑う理由はほと んどありません。ですが明らかにおかしい場合(Cirrus のカードを使っている のに ET4000 があると言われる場合など)には、検出ミスを後述のアドレスま でバグとして報告してください。どんな場合であれ、ちゃんと時間を取って付 属の README.* ファイルを調べ、特別な予備注意、オプション、カードの機能 を確認してください。
  8. お使いのハードウェアがサポートされていると README ファイルに書か れていれば、残りのソフトウェアを入手してください。


次のページ 前のページ 目次へ