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1. サポートしているチップセット

このドライバはモノクロサーバと 8 ビット、256色の SVGA サーバで使われて います。以下に挙げる Oak Tech. Inc. 製のチップセットがサポートされてい ます:

OTI037C

8ビットの VGA チップセットで、256K バイトまでの DRAM を積むことができ ます。筆者が見たことがあるものは全て標準 VGA モード(つまり、 320x200x256 以下と 640x480x16 以下)でしか動作しませんでした。このチッ プの自動検出は現在は無効になっているので、代わりに汎用 VGA ドライバを 使ってください。

OTI067

ISA の SVGA 対応チップセットです。512K バイトまでの DRAM(普通は 70/80 ns)を積むことができます。

OTI077

067 の改良版で、1M バイトのメモリと 65MHz までのドットクロックに対応し ています。このチップセットはノンインタレースモードでは解像度 1024x768, 256 色以下の表示が可能で、インタレースモードでは解像度 1280x1024, 16 色までの表示が可能です。

OTI087

初期の VLB チップセットの1つであり、16ビット幅の外部データパスがあり、 32ビット幅の内部メモリコントローラデータパスがあります。一部の機能に対 応するアクセラレーション用ハードウェアを装備しています。この機能はレジ スタベースの色展開、ハードウェアカーソル、プリミティブな BitBlt エンジ ン、64ビットグラフィックラッチや、その他の新しい(当時)機能です。 BIOS の最大解像度は 1024x768x256(ノンインタレース)と 1280x1024x256(イ ンタレース)です。最大ドットクロック値は 80MHz ですが、普通は 78MHz ま での周波数にしか対応していない OTI068 クロックジェネレータと組み合わせ て使われます。このチップセットは 70/70R ns の DRAM を 2MB まで積むこと ができます。

OTI107, OTI111

Oak Tech. の新しい PCI チップセットです。このチップセットへの対応は行 われていません。というのも、このチップセットは非常に珍しく、筆者も実物 を見たことがないからです。現在のところ、107 搭載ボードを見つけることは できていません。このようなボードを持っている方がいらっしゃれば、ぜひ XFree86 に寄付してください。喜んでこのチップセットのサポートを追加しま す。

現在は OTI111 が入手できるようになっており、我々もこれをサポートするた めの作業を行っています。

OTI087 までの全てのチップセットは「後方互換性」があります。実際、 OTI087 ベースのチップセット用ドライバの初期のものには、077 用に作られ たものもありました。

アクセラレーション機能をサポートしているのは OTI087 チップセット用ドラ イバだけです。また、モノクロサーバは 067/077 チップセット用のものしか ありません。


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