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5. モニターとそのモードの設定について

モニターモードの設定は、モニター装置の標準化が十分でないので、残念ながら、 実験の繰り返しで決定します。特定のモニター情報をデータベースに収集すること により、この実験作業を簡単にする事と、殆どのモニターにかなり一致する機能を 集め、汎用モードの組み合わせをまとめる事を試みています。血のにじむような努 力で出来た全てのモニターモードの作成と改良についての詳細は、Eric Raymond 氏が書いた VideoModes.doc を参照して下さい。

XF86Config ファイルの "Monitor" 節にモニターの仕様とビ デオのモードを記述し ます。Monitor の節を書くために、自分のモニターの仕様を知る必要があります。 特に、モニターのサポートしている水平同期信号と垂直リフレッシュ信号の速度と ビデオ信号の帯域について知る必要があります。この情報はモニターのユーザ ー マニュアルに書いてあるでしょう。また、 自分のモニターの記載があるかもしれ ないので 'Monitors' ファイルを見て、確認して下さい。Moniter の節にこの情報 をどうやって登録するかの詳細は XF86Config のオンラインマニュアルの 4 章 / 5 章を見て下さい。

次に、モニターに合わせたビデオのモードの組を与える必要があります。まず最初 に'Monitors' と modeDB.txt ファイルの中に自分の指定するモニターに対応す るモードが一覧にあるか確認して下さい。あった場合は、XF86Config ファイルの ModeDB の節にそれらのモードをコピーして下さい。XF86Config ファイルの Clocks 行にあるクロックと、各モードの行の2番目のパラメータのドットクロッ クが一致しているか確認して、自分のカードのクロックと一致しないモードの行は 消して下さい。そしてモードが残った時は、良い状態になります。

特定のモードが見つからないか、もっと使いたい解像度のモードが知りたいとき は、後述する汎用ビデオモードの一覧を参照して下さい。モニターの仕様に対して 設定するモードの仕様を合わせましょう; 仕様内で一番高いリフレッシュモードを 取り出して、Clocks 行のドットクロックに合っていることを確認して下さい。解 像度が一致する交代 (Alternate) モードに切り替える前に VESA モードを試して みて下さい。設定を合わせたモードを XF86Config ファイルの Monitor の 節にコ ピーして下さい。これらのモードは最適な値ではない事に注意して下さい。これら は完璧な画面サイズではないでしょうし、真ん中に表示されてはいないでしょう。 しかし、調整可能です。設定対象のモニターに合わせてモードを微調整したい場合 は、VideoModes.doc ファイルの '表示の問題修正' の節を読んで下さい。

微調整を行なうにあたり、注意事項があります。XF86Config ファイルの M onitor の節に同じモードの名前が2つ以上定義されている場合に、サーバーはクロックの 一致する最初のモードを使用します。一般的に、XF86Config ファイルに同 じモー ドの名前を2つ以上定義することは悪い考えだと思います。


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