3. 3.2 での新機能

'*' 印が付いている項目は最終β版 (3.1.2G) に追加したので注意してくだ さい。

3.1 全般

• XFree86 3.2 は X コンソーシアムの X11R6.1 を含んでいます。
• XFree86-3.2 Linux/m68k 用の全配布物を含んでいます。
• XFree86-3.2 Linux/Alpha 用の全配布物を含んでいます。
• XFree86-3.2 OS/2 用の全配布物を含んでいます。

3.2 X サーバ 全般の変更項目

• `DefaultColorDepth' という項目を XF86Config ファイルの Screen 節に bpp の標準値が指定出来るように追加しました。
• `-nolock' という X サーバのオプションがサーバの画面ロック機構 を無効にします。
• 分離クロックチップセット (ClockChip でも ClockProg でもなく) を搭載している全ての VGA ビデオカードで clocks 行で 2 で割った クロック周波数を指定できるようにもなりました。これにより サーバで倍のクロック指定形式を選択できます。 XF86Config ファイルの "Device" 節に "clkdiv2" オプションを追加すると可能になります。
• ハードウェアカーソルを使っているサーバのカラー化したカーソルの バグを修正しました。
• X サーバのロックファイルに関する保安上の問題を修正しました。
• 今回、標準で (xvidtune で使用している) VidMode 機構拡張は ローカル接続のクライアントからビデオモードを変更出来るように なりました。
• 今回 "XFree86-Misc" と呼ぶ新しいサーバの機能拡張を追加しまし た。この機能拡張の主たる目的はサーバの稼働中にいくつかのパラメータ を再構成出来るようにするものです。以前の VidMode 機能拡張のいくつ かの (スリーンセーバ機能の様な) 機能はこの新しい機能拡張に移動しま した。
• ALPS GlidePoint をサポートしました。パッドをタップする事を 第４のボタンとして使用出来ます。訳注 : タップとはポンポンと叩く事
• X11R6.1 の一部である XKEYBOARD 機能拡張をサーバに含めました。 標準で使用可能ですが、コマンド行から (Xserver オンラインマニュアル を参照) または XF86Config ファイルから (XF86Config オンラインマニュ アルの XkbDisable を参照) 無効に出来ます。この機能拡張を有効に すると、キーボードのキー割り付けがいくつか異なる事が分かるでしょう。
• 今回、XFree86-DGA と呼ばれる新しい機能拡張を提供します。 この機能拡張によってクライアントプログラムが直接ビデオカード のメモリにアクセス出来ます。殆どのサーバ/クライアントで利用可能です。 ローカル接続型 (例えば DISPLAY=":0") のクライアントのみです。 クライアント側の API の詳細については、XF86DGA(3) のオンラインマ ニュアルと README.DGA を参照してください。
• 今回、XInput 機能拡張の実装を含めました。この機能拡張は次の デバイスをサポートしました。:
  • ジョイスティック (Linux, FreeBSD, NetBSD と OpenBSD のみ)
  • Wacom タブレット (Wacom IV プロトコル のみ)
  • Elographics タッチスクリーン
  • SummaSketch タブレット
  • マウス
  構成定義については XF86Config(4/5) と xinput document を参照してください。
• 今回、標準の黒と白のピクセルの数値は全てのサーバで黒 = 0 と 白 = 1 です。これを入れ替えるには `-flipPixels' のコマンド行 オプションを使いましょう。
• 今回、下線文字は XF86Config ファイル内の Options と キーワード では無視されます。
• 標準で X サーバ内蔵の malloc を使います。
• ビットマップフォントパス要素に ":unscaled" を追加するとフォントを拡大縮小出来ない様に出来ます。これはフォント サーバ (xfs) でも動作します。
• *今回、PEX と XIE サーバ機能拡張が Linux/ELF, FreeBSD, NetBSD と OpenBSD では動的にロード出来るようになりました。

3.3 XF86Setup について

• `XF86Setup' と呼ぶ X サーバの構成情報定義の新しいグラフィック インタフェースのユーティリティを 3.2 に含みました。 注意事項: VGA サーバが導入済でビデオカードに合わせて設定済が前提 です。

3.4 PC98 のサポート

• PC98 パソコンを追加サポートしました。このパソコンはインテルを 使ったパソコンで日本で普及しています。
• PANIX-PC98 SVR4.0 という OS 対応で追加しました。
• 次の PC-98 特有の X サーバが含まれています。
  • XF98_NECS3 PC98 NEC(S3) サーバ。
  • XF98_PWSKB SKB-PowerWindow(S3) サーバ。
  • XF98_PWLB PC98 PowerWindowLB(S3) サーバ。
  • XF98_GA968 GA-968V4/PCI(S3 968)。
  • XF98_TGUI Cyber9320 and TGUI9680。
  • XF98_NKVNEC NKV-NEC(cirrus) サーバ。
  • XF98_WABS WABS(cirrus) サーバ。
  • XF98_GANBWAP GANB-WAP(cirrus) サーバ。
  • XF98_WABEP WAB-EP(cirrus) サーバ。
  • XF98_WSNA WSN-A2F(cirrus) サーバ。
  • XF98_EGC EGC(generic vga16) サーバ。
  • XF98_NEC480 PEGC-480(generic vga256) サーバ。

3.5 XInput 機能拡張

• XInput デバイス対応の映像型の操作履歴(モーションヒストリ: motion history) をサポートしました。
• 今回、XInput デバイスドライバは Linux/ELF, FreeBSD と NetBSDでは 動的にローディングされます。
• 複数の XInput デバイスを指定できます。

3.6 S3 サーバ

• S3 Trio64V+ をサポートします。
• *S3 ViRGE と ViRGE/VX 対応の新しいサーバ (XF86_S3V) 。このサーバは 大変新しいので "ベータ版" と思って注意してください。これで起きたどんな 問題でも報告してください。
• AT&T 20C409 と 20C499 RAMDAC 対応の S3 サーバ。
• アクセラレータで発生しうる潜在的な問題を修正しました。
• 新しい MMIO モードを使う 868/968/Trio64V+ 対応の新しいドライバを S3 サーバに追加しました。この新しいドライバはインテル機のこれらの チップ対応で標準に使います。アルファ機対応では次のように指定する と使用できます。

          Chipset "NewMMio"
          
  

  新しいドライバで何か問題が起きたら、私たちにお知らせください。 この新しいドライバが使えない場合とか古いドライバでは以下のように Device 節で指定してください。:

          Chipset "mmio_928"
          
  

  新しいドライバを無効に設定する前にテストしてください。何か問題が 起きたら、古いドライバでも問題が再現するか試してみてください。 結果を私たちに教えてください。(古いドライバでは問題は修正している はずなのですが！)
• いくつかの VideoLogic ビデオカードで発生する初期化の問題を 修正しました。
• ELSA Winner 2000PRO/X rev G と ELSA Gloria-8 (GLint 300SX 3D チップを除く) をサポートしました。
• S3 サーバの細かな線の問題を修正しました。
• いくつかのイカれたビデオカードで表示上のピクセルエラーを回避 するため "slow_dram" と "slow_edodram" オプションを追加しました。
• いくつかの SPEA ビデオカードで発生する Ti3026 のクロックの 問題を修正しました。
• フォントキャッシュの問題を起こす Trio32 のバグを自動的に検出 するプログラムを追加しました。検出した場合、回復作業が活動します。
• いくつかの 1MB Trio64 VLB ビデオカードでのフレームバッファ アドレスの問題を修正しました。
• ICS5342 クロックの下限の制限を無くしました。
• Diamond S3 ビデオカードの探知を改良しました。以前のバージョン で発生していた画面の廻り込みを回避する "diamond" オプションを使う 必要が無い場合は取り除いてみてください。何か問題がある場合は私た ちに連絡をください。
• 2MB Trio64 ビデオカード用のメモリパラメタの計算を修正しまし た。以前のバージョンで XF86Config ファイルに追加する必要があった "S3MClk 170" の様なパラメタは、今回から取り除いてください。
• IBM の Ramdac を使っているビデオカードの XF86Config の設定での S3RefClk の取扱を修正しました。
• ダブルスキャンモードでの S3 と Bt485 のハードウェアカーソルを サポートしました。
• インターレースモードとダブルスキャンモードでの IBM RGB Ramdac のハードウェアカーソルの位置決めをサポートしました(カーソルの形状は まだ正しくないけど)。
• PCI ビデオカード対応のリニアフレームバッファの検出が進歩しまし た。今まで一杯鍵が掛かっていて使えないと報告されている、リニアフ レームバッファを使っている殆どの Trio64V+ で使えます。
• ICS9161A クロックチップのみならず Ti3026 RAMDAC を搭載した ELSA Elsa Winner2000PRO/X-2,4 Rev.G をサポートします(未だ倍クロック 技術はサポートしていません)。
• #9 Motion 771 ビデオカードと Hercules Terminator 64 Pro ビデオカード対応の標準 InvertVCLK の設定を変更しました。バージョン 3.1.2 で画面の廻り込みを防止するために Invert_VCLK 行を XF86Config ファイルに追加してしている場合に、このバージョンをテストする時は 取り除いてください。新しい標準値で何か問題があったら、私たちに報告 してください。
• *テキスト切り取り(クリッピング) の性能を向上しました。

3.7 Mach64 サーバ

• block_write の取り扱いの殆どの問題を修正しました。 それにもかかわらず、BIOS のチップセットの初期化が正しく行われない 場合は、相変わらず XF86Config に "no_block_write" オプションを追加 する必要があるかもしれません。
• 16bpp と 32bpp モードで Mach64 CT ビデオカードを稼働する場合、 画面が暗くなる問題を修正しました。CT クロックチップのいくつかの 改訂版では問題が残っています。
• Mach64 サーバは VT と GT チップセットをサポートしました。GT チップセットは "3D Rage" としても知られています。より新しい 3D Rage II は未だサポートしていません。
• olvwm のアイコンの問題を修正しました。
• ghostview のスクロールバーの問題を修正しました。この修正は 報告があったいくつかの Netscape のフォントの問題も解決します。
• (264CT または 215CT22200 として知られている) Mach64 CT チップ セットをサポートしました。このチップセットは RAMDAC とクロック チップを統合したもので、いくつかの Graphics Xpression と WinBoost ビデオカードが搭載しています。
• 今回、Mach64 GX-F (GX rev 3) をサポートしました。
• 今回、(ATI Graphics Turbo Pro 1600 が搭載している) IBM RGB514 RAMDAC をサポートしました。
• 今回、VLB ビデオカードのメモリ基底アドレスを正しく探知する ようになりました。前のバージョンで XF86Config に `MemBase' 行を 追加する必要があった場合、削除してみて、問題があれば私たちに 教えてください。
• いくつかの RAMDAC を 16bpp/32bpp で動作させたときのカーソルの 色の問題を修正しました。
• 今回、CH8398 のようないくつかの RAMDAC の探知の時のエラーを 修正しました。
• RAMDAC が 8bpp で実行したときの RGB 当たり 8 ビットのモードを サポートしているときはそのモードを標準値にしました。
• ハードウェアカーソルマスクの問題を修正しました。
• AT&T 20C408 RAMDAC/チップセット を追加しました。
• 任意のクロック周波数が可能なクロックチップを搭載している 殆どのビデオカードのクロックをサポートします。
• 16bpp と 32bpp モードでの Mach64 CT, VT と GT チップセットの ハードウェアカーソルの色の問題を修正しました。
• VT と GT チップセットでダブルスキャンモードをサポートしました。 ダブルスキャンモードではハードウェアカーソルは正しく表示されませ んが、機能は正しく動作します。その他の Mach64 チップセットは アクセラレータダブルスキャンモードをサポートしていません。
• 殆どのビデオボードの某 CT, VT と GT チップセットのビデオノイズ は除去、または某 CT チップセットを搭載したビデオボードでは可能な 限り軽減しました。
• CT, ET, VT と GT を搭載したビデオボードでクロックチッププログ ラム方法の精度が向上しました。この方法では以前の方法は表示出来ない モードを表示するように設定出来ます。xvidtune プログラムでは、今回 の正しいクロックプログラム方法により、稼働するような画面を調整出来 ます。
• *Mach64 の探査プログラムの信頼性が向上しました。

3.8 Mach32 サーバ

• ハードウェアカーソルマスクの問題を修正しました。
• *AT&T 20C490 と Bt481 RAMDAC に 16bpp モードをサポートしま した。
• *いくつかの VT 切り替えの問題を修正しました。

3.9 W32 サーバ

• ET6000 をサポートしました。
• (Diamond Stealth 32 で使用されている)ICD2061A クロックチップを サポートしました。
• サーバが報告する RGB 当たりの bit 数の解像度を修正しました。
• STG1703 RAMDAC/クロックチップをサポートしました。クロックを 135MHz まで上げることが出来ます。プログラマブルクロックを使うには XF86Config の Device 節に次の行を追加してください。

          ClockChip "stg1703"
          
  

• PCI バーストモードと W32 インターリーブを入れたり切ったりする オプションを追加しました。XF86Config の Device 節に次の項目を指定 出来ます。

          Option "pci_burst_on"
          Option "pci_burst_off"
          Option "w32_interleave_on"
          Option "w32_interleave_off"
          
  

• ICS5341 プログラマブルクロックをサポートしました。 これを有効にするならば XF86Config ファイルの Device 節に次の項目を 追加してください。:

          Ramdac    "ics5341"
          ClockChip "ics5341"
          
  

• W32 サーバの開始時及び終了時に固まってしまう問題を修正しました。
• *いくつかの描画のバグを修正しました。

3.10 AGX サーバ

• AGX-010 チップセットのクロックの探査を修正しました。

3.11 I128 サーバ

• Number Nine Imagine 128 ビデオボード対応の新しいサーバを追加し ました。このサーバは現在高速化していません。
• Series 2 のビデオボードを追加しました。
• 8MB のビデオボードを追加しました。

3.12 TGA サーバ

• *DEC 21030 (TGA) 対応の新しいサーバを追加しました。このサーバは Alpha パソコンでのみ使用可能です。このサーバは現在高速化していませ ん。

3.13 SVGA/VGA16/Mono サーバ

• これらのサーバに PCI を探知することを追加しました。問題が生じた 場合は次の行を XF86Config ファイルの Device 節に追加してください。:

          Option "no_pci_probe"
          
  

3.14 VGA16 サーバ

• StaticGray 表示が出来なかった問題を修正しました。

3.15 ET3000 ドライバ (VGA16 サーバ)

• ET3000 ドライバ を VGA16 サーバに追加しました。

3.16 Trident ドライバ (SVGA サーバ)

• 今回、SVGA サーバ で TGUI9440 を完全にサポートしました。
• trident 系統のチップセットの殆どに大幅な変更をしました。
• 今回、TGUI9660/9680 チップセットを完全にサポートしました。
• この版の詳細については README.trident をご覧ください。

3.17 Ark ドライバ (SVGA サーバ)

• Ark ドライバが今回 ARK2000MT を探知するようになりましたが、 ARK2000PV とみなしています。
• XF86Config ファイルに Ramdac の指定がないときにサーバが動作 しない問題を修正しました。
• Diamond Stealth64 Graphics 2001 シリーズが要求してする ICS5342 クロックチップセットを追加しました。これを有効にするには XF86Config ファイルの Device 節に次の行を追加してください。:

          Ramdac    "ics5342"
          ClockChip "ics5342"
          
  

  XF86Config ファイルに Clocks 行を入れないでください。
• 2MB のビデオメモリを搭載している ARK2000PV ビデオカードで 画面が上下左右に動く問題を修正しました。
• *基本的な BitBlt アクセラレータを追加しました。
• *いくつかのビデオカード/RAMDAC に 24bpp のパックトピクセルを 追加しました。
• *メモリの帯域幅の問題を修正しました。
• *ハードウェアカーソルを追加しました。

3.18 ET6000 ドライバ (SVGA サーバ)

• *このドライバはリニアメモリと16bpp, 24bpp と 32bpp をサポートしま した。現在 W32 アクセラレータサーバではサポートしていないことに注意し てください。。

3.19 Alliance ProMotion ドライバ (SVGA サーバ)

• (Alliance Semiconductor が) Alliance ProMotion 6442 ドライバを 追加しました。通してテストした訳ではありません。

3.20 NVidia NV1 / SGS Thomson STG2000 ドライバ (SVGA サーバ)

• *NV1/STG2000 ドライバを追加しました。このチップセットは Diamond Edge 3D ビデオカードに搭載しています。このドライバは とても新しいため "ベータ版" と思ってください。 8bpp と 16bpp をサポートしています。

3.21 Matrox Millennium ドライバ (SVGA サーバ)

• *Matrox Millennium (mga2064w) ドライバを追加しました。このドライバは とても新しいため "ベータ版" と思ってください。8bpp, 16bpp, 24bpp と 32bpp をサポートしています。この段階ではこのチップセットの高速化機能の とても限定した機能だけを使っています。

3.22 Cirrus ドライバ (SVGA サーバ)

• CL-GD5446, CL-GD5462 と CL-GD5464 を追加しました。
• CL-GD7543 を追加しました。
• ラップトップ用のチップセットの CL-GD754x 系統をサポートしましたが この版では動かないかもしれません。
• 不安定な設定を避けるためにプログラマブルクロックのプログラムを 性能向上しました。
• *いくつかの FIFO の設定の問題を修正しました。
• *54xx 対応にパックトピクセル 24bpp を追加しました。
• *1MB 5434 対応の 16bpp で生じていたいくつかの問題を修正しました。

3.23 SiS ドライバ (SVGA サーバ)

• SiS 86C201 PCI グラフィックビデオカードをサポートしました。
• 256 色をサポートしました。
• チップセットに "sis86c201" と指定した場合に SiS 86c202 と 86c205 はなんとか動作します。

3.24 Chips と Technologies ドライバ (SVGA サーバ)

• このドライバはかなり著しく作り直しました。
• 65546, 65548, 65550 と 65554 をサポートしました。
• 65530 と上記チップセットのリニアアドレッシングをサポートしま した。
• 65545 と上記チップセットの 16bpp と 24bpp (パックトピクセル) をサポートしました。
• 65545, 65546, 65548 と 65550 の BitBLT とその他の高速化を 行いました。

3.25 ALI ドライバ (SVGA サーバ)

• 今回、このドライバでインタレースモードが動作します。

3.26 ATI ドライバ (SVGA サーバ)

• Mach64 のサポートを改良しました。
• ドライバ名称を "vgawonder" から "ati" に戻しました。
• 殆どの 最近の Mach64 ビデオカードをサポートしました。
• "undoc_clocks" オプションを削除しました。このオプションを使用して いる場合は XF86Config ファイルから削除してください。
• VGA Wonder V3 ビデオボードのカラーマップの問題を修正しました。

3.27 WD90C24 ドライバ (SVGA サーバ)

• 高いクロックで起こる雪の降る問題を修正しました。

3.28 Compaq AVGA ドライバ (SVGA サーバ)

• この版では Compaq AVGA ドライバは使用出来ません。というのは動作 しないのと、誰もこの問題を修正したがらないからです。

3.29 Hercules mono ドライバ

• Hercules mono ドライバ は使用出来ません。というのは問題が あって、すぐに修正出来る見込みがないからです。

3.30 クライアント/ライブラリの変更点

• xterm に vt220/vt320 の殆どのエスケープシーケンスを追加しました。
• xterm に ddterm のエスケープシーケンスを追加しました。
• 新機能の行の為に xterm の termcap と terminfo の項目を更新しました。 これらの項目は以前の xterm と完全な互換性はありません。
• BSD OS での xdm セッションの取り扱いについて修正しました。
• libXt と libX11 で保安上の問題を引き起こすバッファのあふれの問題を 修正しました。これらの問題の内の１つは setuid xterm を利用することです。
• 殆どの BSD システムで xterm に POSIX termios を追加しました。 これにより COMPAT_4 オプションを付けて BSD カーネルを生成する必要が 無くなります。
• X11R6.1 の変更点の一部である libX11, libXaw, libXext と libXtst の共有ライブラリの版を 6.1 に増やしました。
• XFree86 機能拡張とスクリーンセーバー機能拡張のクライアント側ライ ブラリは外部ライブラリに移動しました。 古い libXExExt は削除しました。
• 今回、xterm に標準でカラー表示をサポートしました。xterm に (X11R6.1 の部分として) I18N 機能が向上しました。以前の色々な "color_xterm"の派生の１つを使っている場合は、この xterm を試して 問題があった時に私たちにお知らせください。
• xdpyinfo を Xinput 機能拡張と XFree86 機能拡張に関するより 詳細な情報を提供するように更新しました。
• 拡張したスクリーンセーバーのパラメータの設定/テストを xset に 追加しました(xvidtune で使いました)。今回、xset はキーボードの 繰り返し入力のパラメータの設定にも使用出来ます。
• 次の新しいクライアントを追加しました、
  • dga -- XFree86-DGA 機能拡張のテスト用プログラム。
  • xsetmode, xsetpointer -- XInput 機能拡張と共に使用する プログラム。
• X コンソーシアムの R6 fix-13 からの xdm の保安上の修正を 取り入れました。
• Unixware 2.x 対応に xconsole を更新しました。
• XNLS に KOI8-R を追加しました。
• xrdb は文字列領域を領域あふれを避けるように動的割り当てします。
• xterm のメモリあふれの問題を修正しました。
• "AllowNullPasswd" リソースを xdm に追加しました。
• X コンソーシアムの R6 fix-13 からの libXt のバグを修正しました。

3.31 xf86config ユーティリティ

• IBM Ramdac の正しくない取り扱いを修正しました。

3.32 SuperProbe

• C&T 65548, Cirrus CL-GD7543/1, AT&T20C409, AT&T20C499 の探知を追加し、正しくない ET4000/W32 の探査の問題を 修正しました。
• Mach64 ビデオカードの探知を多いに向上しました。
• Trident ビデオカードの探知を向上しました。
• SiS, ARK, S3 ViRGE ビデオカードの探知を追加しました。

3.33 フォント

• キリル文字フォントを更新しました。