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4. XFree86 3.2 の導入

XFree86 3.2 バイナリ版は改訂版としてではなく完全版として配布します。

XFree86 3.2 の構成要素の一覧は次の通りです。いくつかの OS 毎に相違が あるでしょう。

次は全てを導入するのに必要です。:

preinst.sh      導入前スクリプト
postinst.sh     導入後スクリプト
X32bin.tgz      クライアント、ランタイムライブラリとアプリケーションの
                                標準値ファイル
X32doc.tgz      文書
X32fnts.tgz     75dpi, 周辺ファイルと PEX フォント
X32lib.tgz      実行時に必要なデータファイル
X32man.tgz      オンラインマニュアル
X32set.tgz      XF86Setup ユーティリティ
X32VG16.tgz     16 色 VGA サーバ(XF86Setup がこのサーバを必要としています)

初めての導入には次が必要で、既に導入している場合には追加作業がありま す。:

X32cfg.tgz     xinit, xdm の設定ファイルの例題

注意:xinit や xdm の設定ファイルを変更している既に導入している所に X32cfg.tgz を上書きするときは十分注意してください。X32cfg.tgz を 導入すると既に存在するファイルを書き換えてしまいます。ファイルを 変更している場合は X32cfg.tgz を導入する必要はありません。

次の X サーバは PC/AT 機用です。機材に一致するものを VGA16 サーバ若くは いづれか1つ選択してください。VGA16 サーバは新しい構成情報設定ユーティ リティ(XF86Setup) に必要です。

X328514.tgz     8514/A サーバ
X32AGX.tgz      AGX サーバ
X32I128.tgz     I128 サーバ
X32Ma32.tgz     Mach 32 サーバ
X32Ma64.tgz     Mach 64 サーバ
X32Ma8.tgz      Mach 8 サーバ
X32Mono.tgz     Mono サーバ
X32P9K.tgz      P9000 サーバ
X32S3.tgz       S3 サーバ
X32S3V.tgz      S3 ViRGE サーバ
X32SVGA.tgz     SVGA サーバ
X32VG16.tgz     16 colour VGA サーバ (XF86Setup はこのサーバが必要です)
X32W32.tgz      ET4000/W32, ET6000 サーバ
次は Alpha 機用 X サーバです。
X32TGA.tgz      DEC 21030 (TGA) サーバ
次は PC98 機用の X サーバです。PC98 機をもっている場合は お手元の機材に合っているものを選択してください。PC98 機が何か知らない場合 は、いずれも必要ありません。
X329NS3.tgz     PC98 NEC(S3) サーバ
X329SPW.tgz     PC98 PCSKB-PowerWindow(S3) サーバ
X329LPW.tgz     PC98 PowerWindowLB(S3) サーバ
X329EGC.tgz     PC98 EGC(generic) サーバ
X329GA9.tgz     PC98 GA-968V4/PCI(S3 968) サーバ
X329GAN.tgz     PC98 GANB-WAP(cirrus) サーバ
X329480.tgz     PC98 PEGC-480(generic) サーバ
X329NKV.tgz     PC98 NKV-NEC(cirrus) サーバ
X329WS.tgz      PC98 WABS(cirrus) サーバ
X329WEP.tgz     PC98 WAB-EP(cirrus) サーバ
X329WSN.tgz     PC98 WSN-A2F(cirrus) サーバ
X329TGU.tgz     PC98 TGUI サーバ
次はオプションです。
X32f100.tgz    100dpi フォント
X32fcyr.tgz    キリル文字フォント
X32fnon.tgz    その他のフォント (中国語, 日本語, 韓国語, ヘブライ語)
X32fscl.tgz    スケーラブルフォント (Speedo と Type1)
X32fsrv.tgz    フォントサーバと設定ファイル
X32prog.tgz    X ヘッダファイル, 設定ファイルとコンパイルに必要なライブラリ
X32lkit.tgz    X サーバリンクキット
X32lk98.tgz    PC98 X サーバリンクキット
X32nest.tgz    ネストした X サーバ
X32vfb.tgz     仮想フレームバッファを使う X サーバ
X32ps.tgz      文書のポストスクリプト版
X32html.tgz    文書の HTML 版

既に XFree86 のいずれかを導入済みの場合は、他の事を行う前に /usr/X11R6バックアップを取ってください。標準の 導入手順では、そこにある XFree86 を上書きします。

新規に導入する場合は /usr/X11R6 というディレクトリを作成して、 そして .tgz ファイルを伸張 (extract) してください。 新規導入を行うのに /usr に十分な空がない場合は、どこか他に ディレクトリを作成して /usr/ にシンボリックリンクを作成して ください。 例えば、/home にディレクトリを作成する場合は次のようにして ください。:

        mkdir /home/X11R6
        ln -s /home/X11R6 /usr

次の段階は導入前スクリプトを実行してください。このスクリプトはシステムの いくつかの予備調査を行います。いくつかの OS では導入前スクリプトが新しい システム構成要素を導入するか導入前に聞いてきます。このスクリプトは問題を 起こしそうな、古くなったファイルとシンボリックリンクを以前の導入したもの から削除します。 preinst.sh/var/tmp にコピーして、それから /usr/X11R6 に移動してスクリプトを実行してください。:

        cd /usr/X11R6
        sh /var/tmp/preinst.sh

.tgz ファイルは gzip 圧縮した tar ファイルです。これらのファイル を伸張するには /usr/X11R6 に移動して root になって次の コマンドを必要なそれぞれのファイルに対して実行してください。

        gzip -d < X32file.tgz | tar vxf -
いくつかの OS では、いくつか "Broken Pipe" というメッセージが出力されま す。このメッセージに関連した他のメッセージがない場合、無視しても結構で す。 注意事項: この導入作業中に X を起動しないでください。導入に支障をきたす 様々な事が起こったり、X セッションが終了したりします。

NetBSD または FreeBSD を使用している場合は、より確実な(かつ強くお勧めする) 導入方法は .tgz ファイルを次のように伸張することです。:

        gzip -d < X32file.tgz | tar -v -x --unlink -f -

GNU cpio (Linux は持っています) または SVR4 cpio を持っているならば、 より確実な(かつ強くお勧めする) 導入方法は .tgz ファイルを 次のように伸張することです。:

        gzip -d < X32file.tgz | cpio -i -v -d -u -H ustar

必要な .tgz ファイルが伸張できたら、postinst.sh スクリプトを /var/tmp にコピーして、そして /usr/X11R6 に移動してスクリプトを実行してください。:

        cd /usr/X11R6
        sh /var/tmp/postinst.sh

Linux, FreeBSD と NetBSD のような ldconfig を使用する OS では、ldconfig を 実行するか再立ち上げを行えば導入は完了します。特に、最低 /usr/lib/usr/X11R6/lib をコマンドラインから追加してください。 起動時にどのように ldconfig を実行しているか /etc/rc を調査して ください。

$XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/RELNOTE.sgml,v 3.47 1996/10/26 09:38:54 dawes Exp $

このファイルは xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/RELNOTE.sgml,v 3.47 1996/10/26 09:38:54 を、岡本 一幸 ( Kazuyuki Okamoto ) が XFree86 3.2 を 日本でインストールする人向けに和訳したものです。ここがおかしいとか、 ここはこうしたほうがいいといったご意見がありましたら、電子メールで お知らせ下さい。 原文の著作権は XFree86 プロジェクト社にあります。この和訳の著作権は XFree86 プロジェクト社と岡本 一幸にありますが、この和訳の不具合は私に、 電子メールで送って下さい。

注: 岡本さんは現在電子メールで連絡が付かない状態なので、連絡は X Japanese Documentation Project (xjman-ml@dsl.gr.jp) 宛にお願いします。

$XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/Japanese/RELNOTE.sgml,v 3.48 1996/11/26 23:06:30 dawes Exp $

[EOF]


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