MGA ドライバはサポートしているハードウェアは全て自動検出するはずなので、 XF86Config ファイルの "Device" セクションに Identifier 項目を記述する以外 に必要なものはありません。 XF86Setup や xf86config プログラムを実行した時は、正しいサーバを使うた めに、Matrox カードを選択することだけが必要です。 RAMDAC やクロックチップを指定する必要はありませんし、指定してはいけません。 つまりクロックは設定プログラムに自動検出させてください。 ドライバは積んでいるビデオ RAM の量を自動検出しますが、 ハードウェアの問題のため、MGA2164W (Millennium II) や G100/G200 では検 出がうまくいきません。このような場合、ユーザはビデオ RAM の量を XF86Config ファイルの "Device" セクションで指定しなければなりません。 例を以下に示します:
VideoRam 4096 または VideoRam 8192 または VideoRam 16384
サーバが自動検出を行う必要がないように、指定は適切に行ってください。
MGA ドライバがサポートしている、"Device" セクションのオプションを以下 に示します:
Millennium と Millennium II のハードウェアカーソルを無効にします。
ハードウェアアクセラレーションを全て無効にします(ああっ!)。
表示に使わないビデオメモリを使ったピックスマップのキャッシングを無効に します。
同期信号をグリーン信号に乗せるモニタ用のビデオ出力を行うようにします (このようなモニタは普通、周波数が固定のワークステーション用モニタです)。
このオプションを指定すると、MGA のハードウェアはアクセラレータの FIFO の状態に基づいて pci_disconnect を生成するようになります。これにより、 一部のグラフィックス操作は格段に性能が向上します。しかし、PCI バスを占 有しがちになるので、このオプションはデフォルトで無効にされています。
このオプションを指定すると、サーバはブロックモードの塗りつぶしやハード ウェアプレーンマスク等の SGRAM の機能を無効にします。