次のページ
前のページ
目次へ
- Millennium と Millennium II でカーソル形状を変更すると一時的にモ
ニタの同期が取れなくなる問題。3.3.3.1 まではハードウェアカーソルが
デフォルトで有効にされていました。
ごく一部のシステムでは、これが問題を起こすようです。
このような問題が起きたら、XF86Config ファイルの "Device" セクションに
Option "sw_cursor"
を設定して、ハードウェアカーソルを無効にしましょう。
- 通常のカーソルイメージでなくゴミが表示される問題。ドライバのバグ
が原因で、未使用のビデオメモリが 1K 以下で、かつハードウェアカーソルが
有効になっていると一部のカードで問題が起きます。このような問題が起きた
ら、XF86Config ファイルの "Device" セクションに
Option "sw_cursor"
を設定して、ハードウェアカーソルを無効にしましょう。
この問題は XFree86 3.3.3.1 で修正されており、このようなケースでは
ソフトウェアカーソルが自動的に使われるはずです。
- このドライバは XF86Config ファイルの Modelines の HTotal パラメータ
でサポートしていない値がいくつかあります。スクリーンにちらつく縦縞が現
われたなら、このパラメータを +/- 8 増減させてみてください。
- Millennium II カードの一部では、24bpp で解像度が 1024x768 より大
きいモードの時に画面がひどく歪みます。この問題は、自動検出されるように
なったので、解決していると思います。それでも問題が起こる場合には、
Device セクションに
Option "mga_24bpp_fix"
を設定すれば、問題が解決するかもしれません。
- 間違ったメモリサイズが検出されるカードや、メモリサイズを検出しよ
うとするとシステムが止まってしまうカードがあります。したがって、このよ
うなハードウェア(Millennium II, G100/G200)ではメモリの検出は行いません。
デフォルトのメモリサイズである 4M(Millennium II)や 8M(G100/G200)が実際
のメモリサイズと異なる場合には、XF86Config ファイルの "Device" セクショ
ンでビデオ RAM のサイズを指定しましょう。設定方法は既に 3 章
で説明しています。
- Millennium II が XFree86 3.3.2.3 以前は動いていたのに、このバー
ジョンではピクセルやおかしくなったり、テキストコンソールに戻った時に画面が
変になったりする場合には、サーバが報告するメモリサイズが正しいかどうか
確認してください。詳しくは前の項目を参照してください。
- 8MB 以上のメモリを使う仮想スクリーン(2048x2048 16bpp 等)を使って
いる時、スクリーンを垂直方向にパンさせるとカーソルが歪むことがあります。
この現象が起こったら、
Option "sw_cursor"
という行を XF86Config ファイルの "Device" セクションに入れて、ハードウェ
アカーソルを無効にしましょう。
次のページ
前のページ
目次へ