Mach32 用 X サーバが基本的にサポートしているのは、8bpp, 80MHz までのドッ トクロックです。現在 15/16bpp をサポートしているのは、たくさん RAMDAC の内 3 つだけです。ただし、一般に普及しているカードはだいたいこの3つに 含まれています。
RAMDAC 最大ドットクロック BPP 最大解像度 必要なビデオ RAM -------- ------------- --- -------------- ------------------ Default 80MHz 8 1280x1024i 2Mb Default 80MHz 8 1024x768 1Mb ATI68875 135MHz 8 1280x1024 2Mb ATI68875 80MHz 16 1024x768 2Mb AT&T20C49x 80MHz 8 1024x768 1Mb AT&T20C49x 40MHz 16 800x600 2Mb BT481 80MHz 8 1024x768 1Mb BT481 40MHz 16 800x600 2Mb
RAMDAC は Mach32 用 X サーバにコマンドラインオプション
"-probeonly
" を付けて実行すると報告されます。また、RAMDAC を
XF86Config ファイル中で指定することもできます。
ATI68875 (または TLC34075)は、Graphics Ultra + と Graphics Ultra Pro で使われています。Brooktree 481 は Graphics Wonder 系のカードの大部分 で使われています。AT&T20C491 は組み立てシステムに組み込まれている OEM カードの多くで使われています。
BT481 と AT&T20C49x は 16bpp モードでは異なる設定が必要なのですが、 困ったことに BIOS による検出では、両者は同じものとして扱われてしまいま す。SuperProbe は両者を区別することができ、どちらを検出したかレポート します。サーバ内部では、BT481 がデフォルト値として扱われます。カードに AT&TC49x RAMDAC が載っている場合は、XF86Config ファイルに後述の Ramdac エントリを記述する必要があります。