ネットワークソフトウェア、 X, プレゼンテーションマネージャを同時に実行 するには、メモリは最低 16MB は欲しいところです。サーバ、ウィンドウマネー ジャ、xterm 1 つでメモリをだいたい 4〜6MB 使います。X は 8MB 以下のメ モリでも起動しますが、激しいスワップが起きて、性能は非常に悪くなります。 しかし、考え方は人それぞれなので、これでも我慢できると思う人もいるかも しれません。
リソースに関する要求は他にもいくつかあります: WindowMaker, KDE, Gnome, Enlightenment 等の複雑なデスクトップ環境が登場したことにより、非常に多 くのグラフィックスフィーチャが追加され、必要なリソースは大きくなりました。 X サーバは使われたフォントやリソース設定を内部的にキャッシュするので、 ウィンドウ(バッキングストア)の数によっては、先に述べた量よりもずっと多 くのメモリとスワップ領域が必要となります。また、X は PM と同時に動作し て資源を共有することも考慮してください。筆者のシステムは比較的強力な PII-233、メモリ 128M のマシンですが、これは開発システムです。 64MB がだいたい標準で、普通の目的ではこれで十分です。筆者のラップトッ プ機では、メモリ 32MB でも Aurora と XFree86 が一緒に動いています。
初めてのユーザが X ウィンドウを起動するための最も簡単な方法は、
startx
を PM の CMD ウィンドウから実行することです。このコマンドを
フルスクリーンのセッションやリモートの telnet セッションから実行すると
問題が起きることが報告されているので、これを行ってはいけません。
X ウィンドウから抜け出すには、コンソールになっている xterm で
``exit
'' を入力してください。.xinitrc
, .xserverrc
,
.twmrc
ファイルを HOME
環境変数が指しているディレクトリに作
成することで、X をカスタマイズすることができます。これらのファイルにつ
いては xinit と startx のオンラインマニュアルで説明されています。
デフォルトでは、システム全体の xinitrc
ファイル
(Y:/XFree86/lib/X11/xinit/xinitrc.cmd
)は
かなり作りが簡単である twm
ウィンドウマネージャをインストールしま
す。
http://ais.gmd.de/~veit/os2/xf86ported.html
にある移植ソフトウェアのページで、もっと良いウィンドウマネージャを見つ
けることができるでしょう。