必要な設定を追加し、ネットワーク動作の設定を終えた後、ウィンドウセッショ
ンか、全画面の OS/2 テキストセッションから xf86config
プログラム
を実行し、Y:\XFree86\lib\X11\XF86Config
に標準設定ファイルを作成してください:
[C:\] xf86config
xf86config
プログラムは質問をたくさんしてきます。ここで
SuperProbe プログラムから得た情報が必要になるでしょう。このプログラム
は自己説明的なはずです。しかし、何かを理解できないことがあれば、ニュー
スグループで助けを求めてください。
XF86Config
ファイルをテキストエディタで編集することも可能ですが、
エキスパートでない方はまず後込みしてしまうでしょう。しかし FAQ で説明
されている一部の場合では、必ずこれをしなければならないこともあります。
このファイルは Win95 のレジストリのようなハッカーの領域ではありません
が、簡単に破壊をもたらしかねない点は同じです。
XF86Config
ファイルの詳しいフォーマットについては、オンラインマニュ
アルの XF86Config(4/5) を参照してください。
Linux や他の XFree86 のプラットフォームにおける設定手順を知っているな らば、いくつかの相違点を見つけることでしょう:
DEVICE=D:\OS2\BOOT\PCLOGIC.SYS SERIAL=COM1
DEVICE=D:\OS2\BOOT\MOUSE.SYS TYPE=PCLOGIC$
xf86config
プログラムで言語が選択可能であれば、新しい XKB サーバ
拡張が既に正しいキーボード配列を与えていると思います。誤った設定に出会っ
たら、間違っている所を詳しく説明した電子メールを
XFree86@XFree86.org
まで送ってください。XKB を使っていても、一部
のキー設定を xmodmap ファイルで置き換えることはできます。詳しくは
xmodmap のオンラインマニュアルを参照してください(あるいは Linux などで
利用可能な xmodmap ファイルを使ってください――これらは同じものです)。大抵の場合、Linux や他のプラットフォームの同じバージョンの XFree86 用
の既存の XF86Config
を変更無しで使えると思います。ただし、よく知
られた例外が 2 つあります: S3 805 ベースの VLB カードの一部はビデオメ
モリをおかしな位置に配置します。また、Matrox のカードでは PM ドライバ
が解決できない矛盾を起こすようです。
S3 VLB カードの場合、X サーバは可能性のあるメモリ領域を実験的にマップ やアンマップすることで、このメモリを探すことができます。しかし、 XFree86/OS2 ではこの処理の途中で OS がメモリタイルを使い果たすことがあ ります。こうなった場合、メモリの位置を自分で見つけ、オプション
MemBase 0x12345678
を XF86Config ファイルの "Device" セクションに追加しなくてはなりません。
Matrox のカードの場合には、X サーバがカードの PCI ID を正しく検出でき ず、そのために PM ドライバと Matrox BIOS がカードの PCI 設定をおかしな 風に再プログラムするかもしれません。こうなるとサーバは VGA 互換で解像 度が 320x200 のモードに陥ります。これを防ぐには、
PCIProbe2
を XF86Config ファイルの "ServerFlags" セクションに追加します。
一度 XF86Config ファイルが設定できれば、xvidtune
ユーティリティ
を使ってビデオモードを良い設定にチューニングすることができます。
これは PM ウィンドウの中からではなく、動作中の X サーバのローカルの
xterm のウィンドウの中から実行しなければならない X11 プログラムである
ことに注意してください。