このドライバはモノクロサーバと 8 ビット、256色の SVGA サーバで使われて います。以下に挙げる Oak Tech. Inc. 製のチップセットがサポートされてい ます:
8ビットの VGA チップセットで、256K バイトまでの DRAM を積むことができ ます。筆者が見たことがあるものは全て標準 VGA モード(つまり、 320x200x256 以下と 640x480x16 以下)でしか動作しませんでした。このチッ プの自動検出は現在は無効になっているので、代わりに汎用 VGA ドライバを 使ってください。
ISA の SVGA 対応チップセットです。512K バイトまでの DRAM(普通は 70/80 ns)を積むことができます。
067 の改良版で、1M バイトのメモリと 65MHz までのドットクロックに対応し ています。このチップセットはノンインタレースモードでは解像度 1024x768, 256 色以下の表示が可能で、インタレースモードでは解像度 1280x1024, 16 色までの表示が可能です。
初期の VLB チップセットの1つであり、16ビット幅の外部データパスがあり、 32ビット幅の内部メモリコントローラデータパスがあります。一部の機能に対 応するアクセラレーション用ハードウェアを装備しています。この機能はレジ スタベースの色展開、ハードウェアカーソル、プリミティブな BitBlt エンジ ン、64ビットグラフィックラッチや、その他の新しい(当時)機能です。 BIOS の最大解像度は 1024x768x256(ノンインタレース)と 1280x1024x256(イ ンタレース)です。最大ドットクロック値は 80MHz ですが、普通は 78MHz ま での周波数にしか対応していない OTI068 クロックジェネレータと組み合わせ て使われます。このチップセットは 70/70R ns の DRAM を 2MB まで積むこと ができます。
Oak Tech. の新しい PCI チップセットです。このチップセットへの対応は行 われていません。というのも、このチップセットは非常に珍しく、筆者も実物 を見たことがないからです。現在のところ、107 搭載ボードを見つけることは できていません。このようなボードを持っている方がいらっしゃれば、ぜひ XFree86 に寄付してください。喜んでこのチップセットのサポートを追加しま す。
現在は OTI111 が入手できるようになっており、我々もこれをサポートするた めの作業を行っています。
OTI087 までの全てのチップセットは「後方互換性」があります。実際、 OTI087 ベースのチップセット用ドライバの初期のものには、077 用に作られ たものもありました。
アクセラレーション機能をサポートしているのは OTI087 チップセット用ドラ イバだけです。また、モノクロサーバは 067/077 チップセット用のものしか ありません。