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7. X の実行

X を実行するにはメモリが最低 8MB 必要です。サーバ、ウィンドウマネージャ、 ディスプレイマネージャ、xterm でメモリを約 4MB 使います。メモリが 4MB のシステムでは、gcc のように数メガバイトの空きメモリを期待する他のアプ リケーションの分のメモリがほとんど残りません。X はメモリ 4MB でも動作 しますが、実際には X の実行中にコンパイルを行うと、頻繁にページングが 発生するために時間が 5〜10倍かかってしまいます。

7.1 xdm(ディスプレイマネージャ)の起動

ディスプレイマネージャを起動するには、コンソールから root でログインし て、``xdm -nodaemon'' を実行してください。

/etc/rc.local 中の以下の部分のコメントを外せば、起動時に自動 的に xdm を起動することができます:

  if [ -x /usr/X11R6/bin/xdm ]; then
    echo -n ' xdm'; /usr/X11R6/bin/xdm
  fi

OpenBSD 2.2 のデフォルトのインストール状態では、X サーバ用の仮想コンソー ルデバイスを作成する必要があります:

cd /dev
 ./MAKEDEV ttyC5

OpenBSD 用の XFree86 のバイナリ配布には XDM-AUTHORIZATION-1 プロトコル のサポートは含まれていない点に注意してください。

7.2 ディスプレイマネージャ無しでの X の実行

初めてのユーザが X Window を起動するための最も簡単な方法は、 ``startx >& startx.log'' を実行することです。X サーバが画 面表示を引き継ぐため、エラーメッセージはリダイレクトしないと無くなって しまいます。

X から抜けるためには、コンソールになっている xterm で ``exit'' と 入力します。ホームディレクトリに .xinitrc, .xserverrc, .twmrc ファイルを作ることにより、X をカスタマイズすることができま す。これらのファイルについては、オンラインマニュアルの xinit と startx の説明を参照してください。


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