XFree86 リリース 3.3.2 から、ViRGE 系のチップをサポートするサーバは2つ になりました。XF86_S3V サーバは S3 ViRGE (86C325), ViRGE/DX (86C375), ViRGE/GX (86C385), ViRGE/VX (86C988) チップをサポートする専用サーバで す。現在はこれらのサーバは使わない方がいいでしょう。既にサポートが活発 に行われなくなったからです。
上記の ViRGE 系チップセットは XF86_SVGA サーバでもサポートされています。 このサーバには XAA アクセラレーションアーキテクチャを利用した ViRGE ド ライバが含まれており、XFree86 3.3.6 では ViRGE/GX2 (86C357), ViRGE/MX (86C260), Trio3D (86C365), Trio3D/2X (86C362), Savage3D (86C391), Savage4 (86C396/86C397), Savage2000 チップもサポートしています。
以降のセクションでは ViRGE のサポートについて詳しく説明します。2つのサー バについての説明があることに注意してください。XF86_S3V は ViRGE 専用の サーバであり、最初に作られたものです。新しいアクセラレーションアーキテ クチャのサポートが XF86_SVGA サーバに入っており、これが s3_virge ドラ イバを使っています。それぞれに長所と短所があります。