ドライバの完全な履歴ははっきりしなくなっています。以下の記述は不完全か つ不正確だと思います。
X386 1.1a で初期の ATI アダプタを最初に動作させたのは、どうも Per Lindqvist さんのようです。実際には、このオリジナルのドライバは、Thomas Roell さん(現 Xi Graphics)が書いた、実用的には動作しなかった ATI ドラ イバをベースにしているようです。
次に Doug Evans (dje@cygnus.com)さんが、ATI VGA Wonder XL の サポートを追加しました。これは、当時利用可能だった他の ATI アダプタ全 てでドライバを動作させようと試みた結果です。
1992 年の夏、Rik Faith (faith@cs.unc.edu)さんが X11R4 用のド ライバをDoug Evans さんから入手し、このコードを X11R5 の X386 部分に移 植しました。これはその後に XFree86 の一部になりました。
1993 年の秋、Rik さんが VGA Wonder カードの部分を取り除いた後に、筆者 (Marc Aurele La France)がドライバの開発とメンテナンスを引き継ぎました。